阪神・佐藤輝 30日スタメン復帰か 好相性の広島・床田が先発「しっかり対策して挑む」

2024年04月30日 05:15

野球

阪神・佐藤輝 30日スタメン復帰か 好相性の広島・床田が先発「しっかり対策して挑む」
ノックを受ける阪神・佐藤輝(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神の佐藤輝は今季初の先発落ちから一夜明け、再出発へ決意を新たにした。広島への移動後に降雨中止が決定。試合があれば2試合続けてのベンチスタートを見込まれていた一方、30日の仕切り直しの一戦では好相性の床田が先発してくることから、先発復帰の可能性が出てきた。
 悪循環を流れ落とす雨かもしれない。「しっかり対策して挑みたい」と前を向いたように目下セ・リーグNo・1の防御率0・93を誇る床田を苦にしていない。昨季7打数4安打(打率・571)で、今季も9日の初対戦で3打数2安打。床田側も右打者(今季被打率・176)より左打者(同・265)を不得手にしている。加えて昨季6勝7敗だったマツダスタジアムで打率・275、2本塁打、12打点で一定水準の成績。データ上は先発オーダーに戻っても不思議ではない。

 28日のヤクルト戦では代わって「6番・三塁」を務めた糸原が先制打を含む3安打で貢献。対照的に8回2死二塁での代打出場で空振り三振に倒れた。直近19打席で12三振を数え、両リーグ最多37三振。今季3本塁打が全て決勝弾という破壊力との落差がもどかしい。

 マツダスタジアム隣接の室内練習場では水口打撃コーチから身ぶり手ぶりの指導を仰ぎ、約20分間にわたってフォームの微調整に努めた。「いろいろ確認しました」。具体的な内容は自分の中にとどめ、黙々とバットを振り続けた。

 昨季最後に先発を外れたのは8月17日の広島戦。同18日のDeNA戦で3試合ぶりに先発に戻り、以降36試合は打率・360、11本塁打、36打点で盛り返した。再現はあるのか。「状態は悪くないので頑張ります」。決して強がりでないことは打席に立って証明するしかない。 (石崎 祥平)

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