今季3勝目でまたまた“朗希ヒロイン劇場” 宮城を称え「素晴らしい声援でした」とロッテファンにニッコリ

2024年04月30日 21:08

野球

今季3勝目でまたまた“朗希ヒロイン劇場” 宮城を称え「素晴らしい声援でした」とロッテファンにニッコリ
<オ・ロ>スタンドのファンにあいさつするう佐々木朗らナイン(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ1―0オリックス ( 2024年4月30日    ほっと神戸 )】 ロッテの佐々木朗希投手(22)が30日のオリックス戦(ほっともっと神戸)に今季5度目の先発。相手先発は同学年の親友でもある宮城大弥投手(22)。プロ通算5度目、今季初の投げ合いで7回108球を投げ10奪三振無失点の力投を見せ今季3勝目(1敗)を挙げた。
 敵地でのヒーローインタビュー。佐々木朗は、宮城とのしびれる1―0の試合を振り返り「守備に助けられ、そこから何とか粘りながら投げることができました」とホッとした表情を見せた。続けて「相手ピッチャーがいいので、中々点が入りにくかったと思うんですけど、何とか1点を取ってもらって…助かりました」と宮城を“称え”つつ、打線に感謝した。

 そして天気が気になる中で、敵地ながらマリーンズファンからの熱い声援に背中を押されながらの今季初0封。「素晴らしい声援でした!」と少し遠慮がちながらもニッコリと表情を崩した。初のほっと神戸のマウンドで、今季初の2桁10奪三振で今季初の無失点投球と“初尽くし”の力投に、敵地スタンドに駆け付けたロッテファンから大きな拍手が送られた。

 ファンも期待に胸を高鳴らせる“ろきみや対決”。2人の対戦は昨年9月10日以来、プロ通算5度目。対戦成績は佐々木が完全試合を達成した試合を含めて2勝1敗。チームとしては4戦2勝2敗。佐々木朗は初回から150キロ台連発も、初マウンドとなる「ほっともっと神戸」のマウンドに戸惑いながらの投球となった。それでも、ピンチをしのいだ後は、徐々にペースが上げ7回まで4安打10奪三振無失点と力投を見せ、8回のマウンドを鈴木に託した。

 打線は、気合の入った宮城の投球を前に4回まで得点を奪えなかったが、0―0の5回に少ないチャンスをものにした。7番・佐藤都が凡退後、8番・山口が四球を選び出塁。中村が左飛に倒れ2死一塁で打席には1番・荻野。宮城が投じた3球目のフォークをうまく捉えると打球は左中間に。一走・山口は打球の行方を追いながら一気にホームを狙い、ついに1点を先制した。打った荻野は三塁を狙いアウトになったが笑顔でベンチへ。佐々木朗も投球練習中に笑顔でガッツポーズを見せた。

 結局、宮城相手に8回で13三振を喫し1得点だったが、佐々木朗が宮城よりも内容的には苦しかったが1点も許さず。8回は鈴木と沢村、9回は益田が締め、1―0の若きエース同士のしびれる一戦を制した。

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