青学大が開幕5連勝 今季初先発の大手晴が決勝二塁打 高校時代はDeNA度会と同期

2024年04月30日 16:35

野球

青学大が開幕5連勝 今季初先発の大手晴が決勝二塁打 高校時代はDeNA度会と同期
<駒大・青学大>試合を制しガッツポーズをする青学大・大手(左)、ヴァデルナ(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【東都大学野球1部春季リーグ・第3週第1日   青学大5―4駒大 ( 2024年4月30日    神宮 )】 終盤の追い上げをギリギリでかわした青学大が開幕からの連勝を5に伸ばした。
 この日を待っていた。「1番・DH」で今季初先発をつかんだ大手晴外野手(4年=横浜)が先制の決勝2点二塁打を放ち勝利に貢献。安藤寧則監督が「大手のセンターオーバーに尽きる」と褒め称えれば、自身も「ファーストストライクから積極的にいけました」と大きく胸を張った。

 初回の第1打席は投ゴロ。指揮官が「真価が問われるぞ」と見つめた第2打席で最高の結果で起用に応えてみせた。状況は1死満塁。「外野フライでも十分」と139キロの高め直球を振り抜くと、打球はぐんぐんと伸び中越えの2点二塁打に。塁上で何度も笑みを見せる大手に、ベンチからは大きな歓声が上がった。

 今は遠くてもいつかは追い付きたい存在もいる。横浜(神奈川)時代はDeNAにドラフト1位でプロ入りした度会と同期。開幕戦で本塁打を放った際には祝福のメッセージを送り「ありがとうと返ってきました」と笑み。元気ハツラツにプレーする度会とは対照的に、常に冷静なタイプだが「内に秘めています」と野球への熱い思いは誰にも負けない。

 3季連続優勝を目指すチームは競争も激しく、4年生の大手もスタメンが確約されている訳ではない。それでも「ちゃんとスタメンという形ではないが、声を出して技術以外にも引っ張っていく存在だと思います」とはっきりと、迷いなく言いきった大手。優勝を目指すチームにとってなくてはならない存在に違いない。そして、誰よりも積み重ねてきた努力が報われる日はまだまだある。
(村井 樹)

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