和歌山大 2季連続V王手「ここ数年で一番練習してきた」 146キロ右腕が8回零封でバトンつなぐ

2024年05月03日 18:49

野球

和歌山大 2季連続V王手「ここ数年で一番練習してきた」 146キロ右腕が8回零封でバトンつなぐ
<和歌山大・大阪公立大>8回無失点と好投した田中輝(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【近畿大学野球春季リーグ1回戦   和歌山大6ー0大阪公立大 ( 2024年5月3日    南港中央 )】 和歌山大が大阪公立大を6―0で下して先勝し、2季連続6度目の優勝に王手をかけた。
 最速146キロ右腕の田中輝映(3年)が光った。今春2度目の先発登板に応え、8回2安打無失点の好投。右打者へ外角スライダーを多投しながら8三振を奪い、「普段は左打者へのツーシームが多いけど、今日は右打者が多かったので右へのスライダーを多く使ういつもと違う配球になりました。いい投手が後ろに控えていたので、つないでいこうという気持ちでした」とうなずいた。

 4日の2回戦に勝利して勝ち点を挙げるか、2位の奈良学園大が敗れれば優勝が決まる。

 田中輝は「リーグ優勝は通過点だと思っている。ここからの方が頑張らないといけない」と気を引き締めれば、大原弘監督は「学生のことを考えれば、自分たちの勝利で優勝を決めて気持ちを爆発させてあげたい。ここ数年で一番練習をしてきた。その努力が報われることを楽しみにしている」と歓喜の瞬間を心待ちにした。

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