武相が40年ぶり決勝進出&関東切符獲得! 小さな大砲・金城楽依夢外野手が公式戦初の決勝弾

2024年05月03日 14:12

野球

武相が40年ぶり決勝進出&関東切符獲得! 小さな大砲・金城楽依夢外野手が公式戦初の決勝弾
<向上・武相>40年ぶりの関東大会出場を決め喜ぶ武相ナイン(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【高校野球春季神奈川大会準決勝   武相6―5向上 ( 2024年5月3日    横浜 )】 40年ぶりの春関東切符だ。打ち合いを制した武相が84年以来の決勝進出と関東大会への出場権を獲得。決勝の左越えソロを放った金城楽依夢(らいむ)外野手(3年)は「自分が決めてやると思っていたので最高です」と笑みがはじけた。
 身長は1メートル63と決して大きくはないが、体重75キロとムチムチボディーを武器としたフルスイングが最大の自慢。見せ場は4回だ。先頭で打席に立つと初球の高め直球を強振。「フェン直かなと思った」と振り返ったが、高々と上がった打球は横浜スタジアムの左翼席で弾んだ。高校通算11本塁打目はうれしい公式戦初本塁打にもなり「ダイヤモンドを一周している時は最高でした」と誇らしげだ。

 今春から完全移行した低反発の金属バットにも対応しようとチームは昨秋以降、パワーアップのため食トレに力を入れた。練習中に捕食を4回摂り、夕食では毎日3合もの白米を食べ続けた。金城も昨秋から体重は7キロアップし「低反発になっても関係ありません」。ベンチプレスのマックス105キロはチーム2位の数値で「夏までに1番になることが目標です」と頼もしい。

 ベスト8を掲げて臨んだ今春は目標を大きく上回り決勝進出。あす4日の決勝は東海大相模か横浜という名門との勝負になるが「勝ちます」ときっぱり。沖縄生まれの頼れる小さな大砲が、82年以来、42年ぶりの春頂点まで導いてみせる。(村井 樹)

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