ドジャース由伸 15回連続無失点 日本投手1日3勝の“大トリ”「ファンの方にはハッピーなこと」

2024年05月03日 01:31

野球

ドジャース由伸 15回連続無失点 日本投手1日3勝の“大トリ”「ファンの方にはハッピーなこと」
<Dバックス・ドジャース>6回を投げ終え、大谷(左)から声をかけられる山本(右)(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース8―0ダイヤモンドバックス ( 2024年5月1日    フェニックス )】 波乱のスタートだった。ドジャース・山本は初回先頭の初球、いきなりピッチクロック違反で投げずにボールを宣告された。だが、本当の1球目からは安定感抜群。94球で6回を5安打無失点に抑えて3勝目を挙げた。
 「いいボールも多かったですし、いい感覚が凄く明確になってきている」

 メジャー自己最速となる97.2マイル(約156.4キロ)を計測した直球を軸に、得意のカーブ、スプリットに加え、この日はスライダーも使った。変幻自在の投球で、これで2試合連続の6回零封。15イニング連続無失点を継続と、上昇気流に乗ってきた。

 メジャーデビュー戦だった3月21日のパドレス戦では1回5失点KOも、直近3試合は3試合連続クオリティースタート。45.00だった防御率は2.91と2点台まで持ってきた。「特に大きく変わったところはないんですけど、いろんな部分に慣れてきているのかな」と話した。だが、デーブ・ロバーツ監督は本来の姿を取り戻しつつある右腕を「由伸は自信を増し続けている」と称えた。

 この日はタイガース・前田が先陣を切って今季初勝利を挙げ、カブス・今永、そして山本が最後に白星を手にした。日本投手の同日先発3勝は史上初。しかも3人が背番号18という共通点もあり「そうなんですか。凄いですね。凄くいいことかなと思います。日本のファンの方にとってはハッピーなことかな」と笑った。

 投手史上最高額の12年総額3億2500万ドル(決定時約462億円)の超大型契約を結んだ右腕。「このいい状態をキープして、もっともっと調子を上げていけたら」。本領発揮はまだ、これからだ。

《捕手バーンズも手応え》
 ◯…山本の3勝目を支えたのはまたも、バーンズだった。DHで出場した正捕手・スミスではなく、2番手捕手とこの日もコンビ。バッテリーを組んだ3戦全て無失点での3勝目に「今夜の彼は素晴らしかった。6点差がついて、打者をアタックした。先発機会ごとに自信をつけている」と称えた。この日は6回に初めてスライダーを投げたと明かし「いい球を投げていた。興味深い球だ」と今後の武器としてインプットした。

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