日本ハム・新庄監督、交流戦ノルマはソフトバンクまで2差!「直接対決で抜かすのがドラマチック」

2024年05月29日 06:00

野球

日本ハム・新庄監督、交流戦ノルマはソフトバンクまで2差!「直接対決で抜かすのがドラマチック」
ベンチ裏から顔をのぞかせる新庄監督(撮影・大森  寛明) Photo By スポニチ
 「日本生命セ・パ交流戦」が28日に開幕したが、日本ハムは初戦だった敵地での阪神戦が雨天中止。新庄剛志監督(52)にとって、思い入れのある古巣との対戦は仕切り直しとなったが、交流戦での目標を首位・ソフトバンクとのゲーム差を2まで縮めることに設定。現役時代にプレーした甲子園からシーズンの再スタートを切り、さらに勢いに乗る。
 雨天中止での仕切り直し。現役時代にプレーし、かつての庭だった甲子園での阪神戦を楽しみにしていた新庄監督は残念がった。それでも、交流戦の目標を明確に設定し、29日の試合に目を向けていた。

 「交流戦の優勝とかよりも、ソフトバンクは勢いがある。何とか今のゲーム差を少しでも縮めたい。理想は“2”でしょうね」

 交流戦でのノルマを現在の5ゲーム差から3つ縮めることを掲げる。狙うは交流戦終了後の首位浮上だ。柳田、山川、近藤の強力クリーンアップを擁し、首位を快走するチームに対し「(ゲーム差)2で直接対決で抜かすのが一番ドラマチックではある。ファンのみんなが面白い」とファンを何よりも大切にする指揮官らしいシナリオを描いている。

 ソフトバンクを率いる小久保監督とは同学年で「意識はしていますね。俺の中では一番美しい本塁打を打つのは小久保君。同級生ながらジェラっていましたから。ああいう本塁打、打ちてえなあって思っていた」。現役時代から唯一無二の存在として、プロ野球をけん引した新庄監督でさえ、現役時代に通算413本塁打を記録した小久保監督が描く美しい放物線にはジェラシー(嫉妬)を感じるという意味を込め「ジェラってる」と表現した。

 ただ、現在のチーム状況に嫉妬心は一切ない。まだ発展途上の選手が多く、選手個々の実績の見劣りは否めない。選手年俸総額は約20億円の開きがある。それでも「弱いチームが強いチームに立ち向かって勝利する方が応援されやすい。うちの捕手、(田宮は年俸)700万円だしね。それで勝ちたい」と小技や作戦を駆使し、“ヤングファイターズ”を輝かせるつもりだ。

 シーズンの行方にも大きく影響する交流戦の初戦は29日に仕切り直し。22年の甲子園では3連敗を喫したが、新庄監督は「マジで本当に勝ちたい。そりゃ、日本一のチームですもん。胸を借りるというより、倒したい。選手も自信になるだろうし」と強調する。まずは甲子園での古巣との対戦で弾みをつける。

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