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巨人・阿部監督「野球の神様が見てくれていた」V打の吉川を称賛 「何とかしようというのが見えた」

2024年05月29日 23:24

野球

巨人・阿部監督「野球の神様が見てくれていた」V打の吉川を称賛 「何とかしようというのが見えた」
<巨・ソ>12回、吉川はサヨナラ打を放ち阿部監督と喜び合う(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人1ー0ソフトバンク ( 2024年5月29日    東京D )】 巨人は28日、交流戦でソフトバンクと対戦(東京D)し、劇的なサヨナラ勝ち。延長12回に吉川尚輝内野手(29)が決勝打を放ち、球団今季最長4時間29分の激闘に終止符を打った。
 双方譲らない投手戦だった。チームは何度もチャンスをつくりながらもあと一本が出ず、必死の好投を続ける投手陣を援護できないもどかしい展開が続いていた。しかし0ー0のまま迎えた延長12回、先頭の丸が左前打で出塁すると代打・小林がきっちりバントを決め1死二塁。続く吉川が相手投手オスナの初球、153キロストレートをはじき返し、決勝の右越え二塁打となった。

 阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

――12回サヨナラ勝ち。
「いやもう、最後ね、スッキリ打ってくれました」

――吉川が初球から打ってサヨナラ打。
「それがいい結果につながったんじゃないですかね」

――チャンスがありながら最終回12回での決着。
「本当に遠い1点だったと思いますけど、勝ったんでうれしいです」

――先発投手の堀田は6回途中無失点。
「よく点数与えずに頑張りましたし、ピッチャー全員頑張りました」

――リリーフ陣が大江をはじめ粘った。
「本当もう、ピッチャー全員で、勝てたんじゃないかなと思いますし、この勝ちは凄く大きいなと思います」

――1勝1敗で明日(30日)は高橋礼が先発。
「もう1イニングでも長く、粘り強く。古巣相手ですけど、意識することなく投げてほしいなと思います」

――12回は先頭で丸が安打で出て、代打・小林がバントで送った。
「誠司(小林)のバントも生きたと思います」

――オスナから1点取った。
「大きいですね。12回の時点で負けなかったのが大きかったし、勝てたので」

――パ・リーグ首位のソフトバンクに食らいついた。
「こういう勝ちはでかいし、1点もぎ取るんだっていうね。そういう野球をブレずにやっていきます」

――投手がよく粘った。
「いや、もうピッチャーの頑張りがあってこそ今の位置にいると思っているので。野手が頑張っていないわけじゃないんですけど」

――送るべきところはバントで送る。
「そうですね、そうしていかないとなかなかチャンスはない。野球って難しいなって思いながら見たりサイン出したりしているので。何とか野手で勝ったという試合をね、1試合でも多くつくってほしいなと思います」

――吉川の打撃の状態は。
「目に見える工夫をしてくれているっていうのはベンチから見ても分かりますし、対ヘルナンデスの時なんかめちゃくちゃバットを短く持ってね、何とかしようというのが見えましたし、そういうのが野球の神様が見てくれていたんじゃないですかね」

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