日本ハムが球宴ファン投票で8部門トップ 球宴ジャックの実現に期待

2024年05月29日 08:00

野球

日本ハムが球宴ファン投票で8部門トップ 球宴ジャックの実現に期待
5月22日のオリックス戦で、延長10回にサヨナラ左犠飛を放った田宮と喜び合う水谷、万波、郡司ら(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 予想していなかった現象が起きている。「マイナビオールスターゲーム2024」のファン投票の中間発表で、日本ハム勢が12球団最多の8部門でトップに立っている。新庄監督も球宴ジャックとなりそうなこの状況を喜び、第1回中間発表が行われた21日には「僕が毎日(投票用紙を)5万枚くらい書いて、右手が腱鞘(けんしょう)炎になるくらい書きます」と話すなど期待を寄せている。
 初ノミネートとなった郡司が本職とは違う三塁手部門で、売り出し中の田宮は捕手部門でともに20万票以上を獲得。外野手部門の万波は28日現在で、28万2750票で最多得票。今年は新庄政権下で2年連続最下位から2位に躍進した好調ぶりを象徴する結果になった。

 さらに、27日には二塁手部門で上川畑が二塁手部門で1位に。第1回中間発表の前に投票用紙にノミネートされたことを伝えると「1回ぐらいは出たいですね」と談笑していたが、3年目での初出場も現実味を帯びてきた。

 1978年には日本ハムの本拠地だった後楽園球場で第3戦が行われたことから、ファンクラブ会員の組織票で9ポジション中8つを独占する球宴ジャックが起きた。今回のジャックも7月23日の第1戦が日本ハムの本拠地・エスコンフィールドで開催されることが少なからず影響しているだろう。

 郡司に取材した際には「名だたるメンバーの中に“サード郡司”と名前があることの面白さが勝つと思います」と自虐を交え、田宮も「まだ(期間が)全然ある。誰も予想していなかったと思うので頑張りたい」と控えめにコメントしていた。それでも、チームの成長とともに選手個々の頑張りがファンの票につながっているはず。日本ハムファイターズ創設50周年の記念の年に、球宴ジャックの実現に期待したい。(記者コラム・田中 健人)

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