【甲子園】智弁学園主将・知花、9回分析&判断生かした好捕で先頭打ち取り勝利へ勢い加速

2024年08月15日 05:00

野球

【甲子園】智弁学園主将・知花、9回分析&判断生かした好捕で先頭打ち取り勝利へ勢い加速
<健大高崎・智弁学園>9回、健大高崎・森山の打球を三ゴロにする智弁学園・知花(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦   智弁学園2―1健大高崎 ( 2024年8月13日    甲子園 )】 【光る君の光プレー】得点のきっかけすら与えなかった。1点リードの9回の守備。智弁学園の三塁手の主将・知花琉綺亜(るきあ=3年)が入念な準備を生かして勝利への勢いを加速させた。
 9回先頭で迎えたのは5番・森山竜之輔(3年)。初戦の映像を入念に確認し「引っ張り傾向で打球は強い」と分析していた。知花は定位置より5歩下がることを決断した。「投手も疲れていたので引っ張られる」との予測通り、打球は三遊間を襲った。打った瞬間は「抜ける」と感じたが、「ワンバウンド目が想像以上に高かったので、これなら」。ダイブしたらアウトにできないこともとっさに判断し、左手を目いっぱい伸ばしてグラブの先で捕球。絶対に出塁させたくなかった先頭を打ち取り「あの位置じゃないと抜けていました」と胸を張った。

 昨夏は3回戦の花巻東(岩手)戦で、2失策がいずれも失点に結びついて敗退していた。その試合にも出場していたからこそ「甲子園でのエラーは致命傷。守備率は100%でいきたい」と語気を強める。「チーム一の熱男」と呼ばれる主将が、ホットコーナーから誓いを体現した。(村井 樹)

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