阪神・及川 プロ5年目で初の満塁被弾「前回と同じ投球をしてしまった」7日のヤクルト戦と同じ四球が火種

2024年08月15日 05:15

野球

阪神・及川 プロ5年目で初の満塁被弾「前回と同じ投球をしてしまった」7日のヤクルト戦と同じ四球が火種
<巨・神>4回4失点で降板した及川(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神0―4巨人 ( 2024年8月14日    東京D )】 阪神・及川が痛恨の一発を食らった。4回2死満塁。今季まだ無安打だった浅野への3球目が無情にも左翼席へと消えた。プロ5年目で初の満塁被弾。5回のマウンドに上がることはなく、4回4失点で降板した。
 「前回と同じ投球をしてしまった。自分でも意識していた部分だったけど…。結果的に同じようなことをしてしまっているので。技術不足です」

 前回同様、四球が火種になった。7日のヤクルト戦でも初回2死からサンタナへ四球を与えた後、村上に決勝被弾。慎重になりすぎたゆえの四球を反省して迎えた今回も同じ失敗を繰り返した。

 坂本、岡本和を抑えた4回2死。大城卓を2球で追い込みながら4球連続ボールの四球で出し、モンテスには左中間への二塁打を浴びた。続く門脇にも四球を与えて満塁。最後は高卒2年目の浅野に甘く入ったスライダーを捉えられた。

 1学年上の戸郷との投げ合いは今季初先発だった5月24日(甲子園)以来、2度目。左手中指のマメをつぶして4回1/31失点で降板し、ノーヒットノーラン達成の快投だった戸郷に敗れた。「今度は投げ勝ちたい」と意気込んだ再戦でも返り討ち。完封の戸郷に再び力の差を見せられた。2連敗で3敗目が付き、今度も先発を任せてもらえるかどうかは流動的。「技術面も、メンタル面も、変えられる部分があると思う。そこを意識して練習したい」。悔しさをにじませ、球場を後にした。(松本 航亮)

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