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【甲子園】鶴岡東エース桜井 サヨナラ負けも「出し切れた」 今後「今のところ大学を希望」いつかプロに

2024年08月15日 17:43

野球

【甲子園】鶴岡東エース桜井 サヨナラ負けも「出し切れた」 今後「今のところ大学を希望」いつかプロに
<早実・鶴岡東>8回、早実・内囿をけん制アウトにする鶴岡東・桜井(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第9日・2回戦   鶴岡東0-1早実 ( 2024年8月15日    甲子園 )】 鶴岡東(山形)は早実(西東京)にサヨナラ負けし、16強進出はならなかった。
 先発登板した左腕・桜井椿稀(3年)は5回まで2安打無失点と好投。5回を終え、0-0と緊迫の投手戦となった。6回以降も緩急を巧みに使い分けて無失点を続けたが、7回1死二、三塁のピンチを招いた。それでもスクイズを阻止し、持ち前の制球力で無失点でしのいだ。

 8回には、先頭打者を味方の失策で出したが、けん制で刺してピンチの芽をつんだ。0-0で延長戦に突入し、10回1死満塁から相手選手の治療で一時試合が中断。再開して初球となったこの日122球目をサヨナラ打され、力尽きた。

 打線は5回までノーヒットと苦しい展開。後半も再三得点のチャンスがあったが、1点が遠かった。

 桜井は涙なくグラウンドを後にし、「最後まで力は出し切れまた。1回から全力で投げた結果なので、悔い残らず終われた」と清々しい表情で語った。

 1回戦の聖光学院戦に続き、2試合で完投。「強豪校相手に最少失点で抑えられたのは自信にもなりましたし、これからの人生に生きてくると思います」。

 10回1死満塁の場面では、相手選手の治療が長引いて一旦ベンチに下がり、間が空いた。「最後はやり切るだけというのは言われていてそれは自分でも思っていた。悔いの残らないように投げきるだけと言うことを意識してベンチにいました」と振り返った。

 サヨナラ打を打たれたのはスライダー。「どんな狙いがあったかはまだ分からないですけど、キャッチャーの億田が出したサインに首を振らずに、信じて投げた結果」とし、一戦を振り返って「自分の中ではカーブが一番良かったかなと思う」と述べた。

 早実の大応援について「応援が凄かった。その応援を自分にされていると思って。そう捉えて投げられた」と相手応援も力に変えた。

 今後の進路について聞かれ、「落ち着いてから決めると思うんですけど、今のところは大学を希望している」とし、「プロ野球選手になるっていうのは考えているので、それなりの技術を上げていって、どこでも活躍できる選手になりたい」と希望。エースで4番と投打の大黒柱として活躍。今後も二刀流でやっていきたい考えだが「できれば両方ですけど、ダメだったらピッチャーに専念したいです」とした。

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