【甲子園】青森山田・関 リード守れず涙…驚異的な成長で導いた初の甲子園4強も

2024年08月22日 05:00

野球

【甲子園】青森山田・関 リード守れず涙…驚異的な成長で導いた初の甲子園4強も
<青森山田・京都国際>うつむきながら引き揚げる青森山田・関(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第13日・準決勝   青森山田2―3京都国際 ( 2024年8月21日    甲子園 )】 アルプス席へのあいさつを終え、三塁ベンチへ引き返すと一気に涙があふれ、その場に崩れ落ちた。青森山田の最速152キロ右腕・関浩一郎(3年)は2番手として4回を4安打3失点。代わった6回に逆転を許し「自分の準備不足です。本当に申し訳ない」と何度も繰り返した。
 2点リードの6回からエースにマウンドを託す理想の展開。しかし、1死から死球を挟んだ3連打などで3点を失い「変化球が全く決まらなかった。課題の立ち上がりの悪さが出てしまった」と涙が止まらなかった。

 周囲も驚くほどの成長曲線を描いた夏だった。青森大会決勝で自己最速を3キロ更新する152キロを計測。甲子園でも準々決勝までは計15回を1失点に抑え、同校を春夏通じて初の4強に導いた。今後は大学を経てプロ入りを目指す予定で「自分が投げたら勝てると信頼されるピッチャーとなって戻ってきたい」。持ち帰らなかった甲子園の土は、成長して帰ってくる決意の表れだ。(村井 樹)

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