阪神・中野 新人から4年連続100安打「そこまで気にしていなかった」 6年連続の近本に次ぐ球団4人目

2024年08月22日 05:15

野球

阪神・中野 新人から4年連続100安打「そこまで気にしていなかった」 6年連続の近本に次ぐ球団4人目
<神・ヤ>2回、阪神・中野は適時打を放つ(投手・サイスニード)(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神10ー4ヤクルト ( 2024年8月21日    京セラD )】 20年阪神ドラフト同期・佐藤輝と時同じくして、中野も節目の数字にたどり付いた。2安打で21年の新人から4年連続100安打をマーク。8年連続の吉田義男、6年連続で継続中の近本、5年連続の後藤次男に次いで、球団4人目の記録になった。
 「そこまで(100安打は)気にしていなかった。逆に、この成績でここまで出していただいているので、そこはいかないといけない数字だと思う」

 打率・234の現状に満足はいかなくても、残した足跡は色あせない。この日は、得意のサイスニードから立て続けに安打を放った。初回は右翼線二塁打を放ち、佐藤輝の二塁打で先制のホームを踏んだ。2回は中前適時打。これで今季対戦は11打数6安打で打率・545とし、9打数5安打(・556)だった昨季の好相性ぶりも維持している。

 苦しい時でも逃げない男だ。安打が出なくても、ミスをしても、試合後の取材に必ず言葉を残す。「基本的に答えるようにしている。成績の良い悪いで態度を変えるのは好きじゃないので」。三菱自動車岡崎でプレーした社会人時代は「周囲というよりは、自分、自分という感じ」と振り返る。タテジマに袖を通したこの4年は、成績と同時にプロとしての姿勢も追求。このぶれない心が、ぶれない成績を生んでいる。

 「目の前の試合を全員で勝つことを意識していきたい」
 残り30試合。安打の数だけ勝利もきっと増える。(倉世古 洋平)

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