ミキハウス桜井 2失点完投で日本生命撃破「夢にまで出た」データ研究、140キロ台後半連発で力投

2024年09月11日 14:22

野球

ミキハウス桜井 2失点完投で日本生命撃破「夢にまで出た」データ研究、140キロ台後半連発で力投
<ミキハウス・日本生命>2失点完投勝利を挙げてハイタッチするミキハウス・桜井(右)(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【社会人野球日本選手権近畿地区最終予選第1代表決定トーナメント準決勝   ミキハウス3―2日本生命 ( 2024年9月11日    わかさスタジアム京都 )】 ミキハウスが日本生命との準決勝を3―2で下し、2003年以来21年ぶり3度目の本大会出場に王手をかけた。
 先発した元巨人の桜井俊貴が計148球を投じ、2失点(自責1)完投勝利を挙げた。

 「(体力的に)きつかったです。低めに球を集められれば、ゴロなど打ち損じなどで粘れるかなと思っていました」

 最高気温36度と残暑厳しい中、試合終盤でも140キロ台後半を連発して8回まで無失点。3―0の9回に1点差に迫られ、なおも1死三塁を招きながら、「三振だけを狙っていた」と後続を空振り三振、三ゴロに抑えて1点差を死守した。

 昨年は巨人のスカウトを務め、今年から現役復帰。主戦投手として7月の都市対抗での先発登板も果たした。

 2大会連続の全国大会出場を目指し、名門である日本生命のデータを徹底的に研究。「打者一人ずつのデータを見た。夢にも出てきたぐらい」と今回の一戦にかけた強い思いが実った。

 11日の決勝に勝てば、本大会出場が決まる。「大阪の会社なので(京セラドームは)応援にも来ていただきやすい。あと1勝なので何とか勝ちたいです」と大一番を見据えた。

 ◇桜井 俊貴(さくらい・としき)1993年(平5)10月21日生まれ、兵庫県出身の30歳。北須磨では甲子園出場なし。立命大から15年ドラフト1位で巨人入団。プロ初勝利した19年に自己最多8勝を挙げるなど、プロ7年間で通算110試合で13勝12敗、防御率5・18。22年限りで現役を引退し、昨年は巨人スカウト。1メートル81、87キロ。右投げ右打ち。

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