阪神・梅野 今季初コンビの青柳2勝目導く先制打「ヤギも少しは安心して投げられたんじゃないかな」

2024年09月11日 05:15

野球

阪神・梅野 今季初コンビの青柳2勝目導く先制打「ヤギも少しは安心して投げられたんじゃないかな」
<神・D>6回、一塁にヘッドスライディングする梅野(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神7―2DeNA ( 2024年9月10日    甲子園 )】 阪神・梅野が攻守に奮闘した。昨年7月22日ヤクルト戦以来、今季は初コンビの青柳を5回2失点の2勝目へと導き、打っても2安打1打点。2回は先制二塁打、6回には5連打2得点の口火を切る投手強襲打を放って快勝を演出した。
 「ヤギ(青柳)が初回を抑えてくれた流れの中での先制点だった。ヤギも、少しは安心して投げられたんじゃないかなと思う」

 2回2死三塁から東のツーシームを鮮やかに左中間へ運んだ。難攻不落の左腕からもぎ取った貴重な1点で主導権を握ると、3―2の6回先頭では東のグラブをはじく一撃で、一塁へ果敢にヘッドスライディング。木浪、島田の連続バスター安打で三進し、近本の適時打で4点目の生還を果たした。

 野手最年長の33歳は、寸暇を惜しんでトレーニングに励む。遠征先では午前中からジムで汗を流し、ナイターへと備える。長期ロードが明けた9月3日中日戦の前には、残暑厳しい甲子園の芝の上を黙々とランニング。残り試合数が20試合を切っても「一年早いように思うけど、まだまだ先は長い」。紙一重で優勝を逃した21年の悔恨も覚えているだろう。秋の一試合の重みをかみしめ、信じる後輩と必死に本塁を守る。

 「7連戦の初戦を取れたのは大きいけど、目の前の一戦一戦が大事なので」

 百戦錬磨の扇の要が、栄光の瞬間まで虎投をけん引する。(八木 勇磨)

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