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オリックス・岸田新監督 情熱を持ってチーム再建する “中嶋イズム”は継承へ「みんなで追い求めたい」

2024年10月12日 05:00

野球

オリックス・岸田新監督 情熱を持ってチーム再建する “中嶋イズム”は継承へ「みんなで追い求めたい」
就任会見で、福良GM(左)と握手をかわすオリックス・岸田新監督(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 オリックス・岸田護新監督(43)が11日、大阪・舞洲の球団施設で就任会見に臨んだ。背番号は今季と同じ「71」。オリックスと近鉄が合併してできた現球団の生え抜きとしては初めての監督。所信表明で新指揮官は中嶋聡前監督(55)のイズム継承と情熱を持ってチーム再建に乗り出す決意を示した。
 就任会見で岸田新監督は現在の胸中を明かした。「驚きと不安と緊張」。選手としてオリックス一筋14年、コーチとしての5年を合わせて球団在籍は19年間。重責を引き受けた決め手はチームへの愛だった。

 「(監督要請は)信じられなかった。長くこの球団でやらせてもらった。球団側にも、いいチームにしてほしいと言われた。そこが一番、頑張ってみようかなと思ったところ。本当に恩のある球団だと思っています」

 育成と勝利の両方を追求し続けた“中嶋イズム”の継承を約束。「みんなで追い求めたい」。通算443登板、63セーブを挙げた現役時代同様に、気迫あふれる闘志を指揮官としても示す覚悟だ。

 「(現役時代と同様に熱い)気持ちはいつまでも持っています。情熱を持って、メリハリが利いた空気を全員でつくっていかなければいけない」

 チームは昨年までの3連覇から今季は4年ぶりBクラスとなるリーグ5位に低迷。中嶋監督が退任時に口にした“慣れ”からの脱却へ岸田カラーの一つである「情熱」を新風としてチームに吹き込むことで再建を図る。

 その情熱を即行動にも移した。会見後は留任する水本ヘッドコーチ、福良GMらと約5時間にわたって会談。今後のチーム方針や運営などについて話し合った。逆襲へのタクトを託された新生オリックスが動き出した。(阪井 日向)

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