×

「恩師」岡田龍生監督と「後輩」Tー岡田が語った岸田監督像「凄く勉強している」「選手に寄り添っている」

2024年10月12日 05:00

野球

「恩師」岡田龍生監督と「後輩」Tー岡田が語った岸田監督像「凄く勉強している」「選手に寄り添っている」
2017年12月、履正社・岡田監督(右)の慰労会で乾杯する(左から)岸田、T-岡田、安田(ロッテ)、岡田龍生監督 Photo By スポニチ
 岸田オリックスが誕生。若き新監督の人柄をよく知る2人が本紙に、その人物像を明かした。履正社高時代の監督であり、現在は東洋大姫路で監督を務める岡田龍生氏(63)と、2005年ドラフトの同期入団で、高校の7歳後輩にあたる前オリックス・T―岡田氏(36)が新指揮官にエールを送った。
 ≪岡田龍生氏 自分の色を出して失敗を恐れないで≫
 1月に岸田とT―岡田の3人で食事しました。岸田が話す内容や理論立ててきちんと説明する姿に投手コーチとして凄く勉強しているなと感じました。選手育成に関する引き出しを増やしているようにも映りました。

 履正社が初めて甲子園に出場したのが97年夏。その年の春に入学してきたのが岸田でした。体は細かったけど、肩関節が柔らかく、将来プロで活躍できる素材だと感じました。1年生でしたが、甲子園ではベンチ入りさせました。彼の最後の夏は2回戦で大阪桐蔭に勝った試合が印象に残ります。当時の私は完全なスパルタ。厳しい練習に音を上げずついてきてくれました。

 簡単にプロ野球の監督になんてなれません。若いんだから、どんどん自分の色を出して失敗を恐れずやってほしい。使われる立場から人を使う立場に変わる。スタッフとのコミュニケーションをしっかり取り、結果を残せるような取り組みをしてほしい。岸田がどうチームを改革していくのか楽しみです。気持ちが非常に強い子。やってくれると思います。(東洋大姫路監督)

 ≪T―岡田 おとこ気があり“腹のくくり方が凄い”≫
 凄くおとこ気のある人です。後輩からの信頼が厚く、困ったことがあれば、みんなマモ(岸田)さんに相談していました。コーチになってからも、親身になって選手に寄り添い、指導されている姿を見てきました。

 毎年オフにはお互いの恩師である岡田龍生先生と一緒に食事をしています。新人の頃、私は2軍で、マモさんは1軍にいることが多かったです。私が1軍に定着してからはいろいろ教えていただくことも多かったです。抑えをされていた頃は“腹のくくり方が凄いな”と驚いたこともありました。

 中嶋監督の後ということで重圧などもあると思います。ただ、マモさんらしく、どんな時でも強気でどんどん向かって行くチームにしてほしいと思います。現役時代は先発も抑えも経験され、ケガとの戦いで苦労もされていました。その分、いろいろな立場の選手の気持ちがわかる方なので、どんなチームをつくっていかれるのか、楽しみです。これからはマモさんではなく、監督と呼びますね。(前オリックス・バファローズ外野手)

おすすめテーマ

野球の2024年10月12日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム