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ドジャース・大谷翔平“完敗” 変則左腕メッツ・マナイアに3の0沈黙 2打席連続三振でタイ敗

2024年10月16日 01:30

野球

ドジャース・大谷翔平“完敗” 変則左腕メッツ・マナイアに3の0沈黙 2打席連続三振でタイ敗
第2戦はノーヒットに終わった大谷 Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦   ドジャース3―7メッツ ( 2024年10月14日    ロサンゼルス )】 大リーグは14日(日本時間15日)、リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ナ・リーグ第2戦はドジャースが3―7でメッツに敗れ、1勝1敗のタイとなった。大谷翔平投手(30)は3打数無安打、2四球と沈黙。ポストシーズン(PS)は走者なしの場面で19打数無安打となった。16日(同17日)からは舞台をニューヨークに移し、敵地3連戦に臨む。
 腰は引け、バットが出なかった。3回先頭。大谷は左腕マナイアの外角92・6マイル(約149キロ)のシンカーで見逃し三振に倒れた。オールシンカーでファウル、見逃しで追い込まれた3球勝負。打席の中で首をひねって視線を宙に漂わせた。

 初回もカウント2―2から外寄りの92マイル(約148キロ)のシンカーで空振り三振。手だけで遅れて振り出すようにタイミングも合わなかった。5回も外角スライダーで一飛。完敗だった。1メートル96の左腕とは4月19日の対戦で、右前適時打を含む4打数1安打1四球。だがその後、腕を下げ、極端なインステップにフォームを変えた左腕にデーブ・ロバーツ監督は「当時とは違う投手」と話していた。指揮官は大谷について「マナイアとの対戦は“心地よくない”ように見えた。速球系の球種を外角に集められた」と渋い表情だった。

 7回1死では右腕メートンから四球、9回無死二塁も抑えのディアスから四球を選んだが、得点にはつながらず。PSは走者ありの場面で8打数6安打、打率・750も、走者なしでは19打数無安打となった。試合後、好機での成績を念頭に米メディアからは打順変更への質問が相次いだが指揮官は「メリットはあまりない。翔平には1試合5打席立ってほしい。我々にとって最高の打者」と一蹴。初戦白星を飾った前日「僕はオフェンスしかやっていないけど、そこに全力で集中したい」と言った「1番・大谷」への信頼は揺るがなかった。

 5回の攻撃直前、ド軍ベンチの階段にヘビが出現。「MLB on FOX」は公式SNSで「ラリー・スネーク?(逆転のヘビ?)」と紹介した。直後にマンシーがソロも、逆転までは届かず。マナイアに5回まで2安打に抑えられる「蛇ににらまれたカエル」のような展開だった。

 試合後は空路、約5時間をかけ約4000キロ東のニューヨークに移動。16日(日本時間17日午前9時8分開始)の第3戦から敵地3連戦に挑む。この日最高気温22度のロサンゼルスから、試合開始時に気温11度が予報される敵地。ワールドシリーズ進出へ、必要なのは大谷のホットなバットだ。(柳原 直之)

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