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大商大ドラ1候補・渡部のバントから劇的サヨナラV!自ら犠打選択、富山監督「素晴らしい人間性」

2024年10月16日 14:01

野球

大商大ドラ1候補・渡部のバントから劇的サヨナラV!自ら犠打選択、富山監督「素晴らしい人間性」
<大商大・大経大>サヨナラ勝利を決めて喜ぶ選手たちを見つめて笑顔を見せる大商大・渡部(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【関西六大学秋季リーグ最終節3回戦   大商大2―1大経大 ( 2024年10月16日    皇子山 )】 大商大が大経大からサヨナラ勝利を挙げて、連盟最長記録を更新する6季連続27度目(旧リーグ含む)の優勝を決めた。
 今秋ドラフト1位候補に挙がる渡部聖弥(4年)が意外な形で劇勝を演出した。0―1の9回無死一、二塁で初球をバントし、投前に成功させた。その直後に捕手の適時失策が生まれて同点に追いつき、2死満塁から代打・蜷川大(3年)が左前へサヨナラ打を放った。

 富山陽一監督は、渡部が自ら犠打を選択したことを明かし、「打てと言ったが、渡部が自分のことよりもチームのことを考えて選択した。あそこでバントができるのは、素晴らしい人間性。もしかしたら最後の打席になるかもしれない場面でバントを選び、成功させた。いろんな意味で成功できる人間だと思う」とたたえた。

 渡部は「打っても走者を還せる自信はあったが、安打の確率よりも、二、三塁になった方が点が入りやすいと冷静に考えた。勝つことだけを考えていました」と振り返った。

 ◇渡部 聖弥(わたなべ・せいや)2002年(平14)8月31日生まれ、広島県府中市出身の22歳。小1から南少年野球クラブで野球を始めて投手などを務める。中学では府中野球クラブに所属。広陵では1年秋に背番号5でベンチ入りし、2年春に選抜出場。大商大では2年秋のリーグ戦でシーズン最多記録となる5本塁打を達成。50メートル走6秒1、遠投110メートル。1メートル77、88キロ。右投げ右打ち。

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