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巨人・戸郷翔征 7回途中2失点好投も打線がわずか1安打 ポストシーズン8戦目も待望初勝利ならず

2024年10月16日 20:19

野球

巨人・戸郷翔征 7回途中2失点好投も打線がわずか1安打 ポストシーズン8戦目も待望初勝利ならず
セCSファイナルS<巨・D(1)>7回途中降板した戸郷(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第1戦   巨人―DeNA ( 2024年10月16日    東京D )】 巨人の戸郷翔征投手(24)は7回途中6安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず、プロ6年目でのポストシーズン(PS)初勝利を逃した。
 大城卓との“トゴタク”バッテリーでマウンドへ。初回、1番・梶原を打ち取ったボテボテのゴロが不運な三塁への内野安打となり、2死後にオースティン四球で一、二塁のピンチを迎えたが、無失点。2番・牧には左翼ポール際へヒヤリとさせる当たりもあったが、ファウルで命拾いという初回となった。

 2回は3者凡退。この回3人目の打者・戸柱の投ゴロが左足に当たって一瞬足を引きずるしぐさを見せたが、すぐに苦笑いを浮かべて“問題なし”を強調した。

 3回は相手先発左腕のケイと牧に粘られ、3回終了時点で58球と球数はかさんだものの、この回も3者凡退。だが4回、先頭の3番・佐野に真ん中へ入ったフォークボールを完璧に捉えられて右翼スタンド中段に運ばれ、1点先制を許した。

 4回で早くも74球、5回で91球となったが、0―1のまま迎えた5回、1死一、二塁の場面で打席に入った戸郷は見事に犠打を決めて二、三塁とチャンスを広げた。

 だが、ここも味方打線は無得点。戸郷は0―1のままマウンドに上がった6回もクリーンアップを3者凡退に抑えて打線の援護を待った。

 しかし、その裏も味方打線は無得点。相手先発左腕・ケイの前に6回までわずか1安打に抑え込まれた。そして、0―1のまま迎えた7回、戸郷が宮崎、戸柱に2安打を許して1死一、三塁としたところで阿部慎之助監督(45)がマウンドに向かい、投手交代。2番手左腕・高梨が最初に打席へ迎えた代打・筒香に適時打を許して戸郷の失点は2となった。

 戸郷の投球内容は6回1/3で打者26人に対して110球を投げ、6安打2失点。2三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は150キロだった。

 レギュラーシーズンでは今季まで3年連続12勝を挙げ、プロ6年間で通算55勝をマーク。だが、これまでクライマックスシリーズ(CS)は3試合(うち先発1)、日本シリーズは4試合(先発なし)で登板経験があるものの、CSは0勝0敗1ホールド、日本シリーズは0勝1敗。PS通算8試合目で待望の初勝利を目指したが、今回も手が届かなかった。

 戸郷のレギュラーシーズン最終登板は9月25日のDeNA戦(横浜)で、7回9安打1失点。今月9日には「みやざきフェニックス・リーグ」のオリックス戦(サンマリン宮崎)で調整登板して4回2安打1失点だった。

 ▼戸郷 ホームランのあの一本はもったいなかったです。先制点を与えてしまい、チームにいい流れを持ってこられなかったことがとても悔しいです。しっかり切り替えてまた頑張ります。

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