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3ランで勝利貢献の大谷翔平 試合終了約15分で帰路に 前日会見では「睡眠がパフォーマンスの中で大事」

2024年10月17日 12:56

野球

3ランで勝利貢献の大谷翔平 試合終了約15分で帰路に 前日会見では「睡眠がパフォーマンスの中で大事」
8回に3ランを放ちポーズを決めるドジャース・大谷翔平(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦   ドジャース8-0メッツ ( 2024年10月16日    ニューヨーク )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場。8回にポストシーズン2号となるダメ押し3ランを放つなど、4打数1安打3打点で勝利に貢献。チームは投打がかみ合いメッツに完勝し、対戦成績を2勝1敗とした。
 4打席無安打で迎えた4ー0の8回1死一、二塁で迎えた第5打席、相手3番手・メギルの2球目、内角カットボールを完璧に捉えると、打球は右翼ポール際へ。切れずにスタンドインしたことを確認した大谷はベンチを指さし、ドヤ顔を見せてダイヤモンドを一周した。この一発は打球速度115・9マイル(約186・4キロ)、打球飛距離410フィート(約125メートル)、打球角度37度を記録する一発となった。

 ポストシーズン(PS)での本塁打はパドレスとの地区シリーズ第1戦以来、7試合ぶり。スタメン発表の際に大ブーイングを浴びせた敵地ニューヨークのファンも豪快アーチに沈黙した。

 試合後、3ランを振り返り「そこまで素晴らしい良い流れをうちが継続していたので、あの回もランナーがたまって良い流れがうちにある中で連戦の初戦なので、何点取ってもいいですし、そういう意味では良いホームランになった」と手応えを口にした。

 感触についても「打った時は良かったですね。高く上がったけど、入るなとは思いました。通過地点は結構、内側だったのでホームランだなとは思いました」と手応え十分だったとした。

 ポストシーズンに入って走者ありの場面では9打数7安打、打率・777。特に得点圏では6打数5安打の打率・833、7打点と無類の勝負強さを誇り「ミスター・オクトーバー」ぶりを見せつけている。

 ただ、勝負強さの要因を問われると「状況によって良いバッティングができればいいかなと思っているので、今日も四球を1つ取れましたけど、それ以外の打席はもうちょっと出塁して後ろに良い形でつなげられれば、もう少し勝てる試合、チャンスある試合もこれまで作れたんじゃないかなと思います」と、走者なしでは22打数無安打とチャンスメークできていないことを課題に挙げた。

 そして、第4戦に向けて「今日の勢いを継続して、しっかり自分たちの野球を出来れば十分に勝利できるんじゃないかなと思います」と意気込んだ。

 インタビューを終えると、大谷は球場入りした際と同じ「BOSS」のジャケットを羽織り、試合終了からわずか15分ほどで球場を後に。勝利の余韻にひたることなく帰路に就いた。この日は現地午後8時09分に試合開始。3時間11分の試合が終わったのは午後11時20分だった。

 前日15日(同16日)の会見では、西海岸のロサンゼルスから、3時間の時差が進んだ東海岸のニューヨークへ移動し「今日と明日の睡眠が、パフォーマンスの中で大事」と体調管理に努めたいと語っていた。

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