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広島・坂倉 昨秋に続く国際大会“連覇”へ闘志「迷いを取り除き、頂点を」 11月開催プレミア12出場

2024年10月17日 05:45

野球

広島・坂倉 昨秋に続く国際大会“連覇”へ闘志「迷いを取り除き、頂点を」 11月開催プレミア12出場
11月の「プレミア12」に備えて秋季練習で再始動した広島・坂倉 Photo By スポニチ
 広島の秋季練習が16日、主力や中堅を除く28選手が参加してマツダスタジアムで始まった。侍ジャパンに選ばれ、「ラグザス presents 第3回プレミア12」(11月9~24日、東京ドームなど)に出場する坂倉将吾捕手(26)も、初日から約6時間超にわたって密度の濃いメニューを消化。侍の正捕手として、昨秋の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」に続く国際大会“連覇”貢献を誓った。
 本拠地で始まった秋季練習。坂倉は他の野手陣とともに、グラウンドと屋内練習場を行き来しながら外野のポール間ランニングからダッシュ、内野3カ所ノック、フリー打撃、ティー打撃、ロングティーなどを精力的にこなした。昼食を挟んで6時間超。質量ともにハードな一日だった。

 「しんどかった。特にランニング。(ここまで追い込むことは)シーズン中はあまりない。春のキャンプ以来かなと思います」
 レギュラーシーズンの疲れを癒やす間もなく大事な試合に臨む。12の国と地域が参加する、11月のプレミア12。坂倉にとっては、侍ジャパンに初めて選出された昨秋の「アジアチャンピオンシップ」に続く国際大会だ。

 「選ばれたのは光栄だし、うれしい。力以上のものは出ないと思うので、活躍できるように、その力を最大限に出せるよう準備したいと思います」

 1年前は、侍ジャパンの井端監督をして「球界屈指の若くて打てる捕手」と言わしめ、オーバーエージ枠で選出。正捕手として他球団の投手をリードで引っ張り、決勝の韓国戦ではタイブレークの延長10回に同点の中犠飛を放つなど優勝に貢献した。

 「日本を代表する投手が集まるので、まずは投手を信頼していきたい。期間があるし、密に話をして何が最善なのかをインプットしつつ、それを出せるようにしたいな…と」

 今秋も正捕手として期待がかかる。今月29日から宮崎で事前合宿に入り、11月5日には所属する広島と練習試合、さらに9、10日にはチェコとの強化試合が予定される。投手と積極的にコミュニケーションを取りながら、実戦や練習を通して初見の投手への対応策などを練る構えだ。

 「期間が短いので迷うと終わってしまう。守備でも打席でも迷いを取り除き、出たところで体を慣らしていきながら、いいパフォーマンスを出せたら。もちろん、頂点を目指したいと思っています」

 昨秋に続く国際大会“連覇”へ。日の丸を背負う坂倉が、扇の要として奮闘する。(江尾 卓也)

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