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元巨人監督・堀内さんが苦言「昨日のピッチングで勝とうとするのは甘い」「先に点を与えたのは戸郷」

2024年10月17日 17:23

野球

元巨人監督・堀内さんが苦言「昨日のピッチングで勝とうとするのは甘い」「先に点を与えたのは戸郷」
堀内恒夫氏 Photo By スポニチ
 元巨人監督の堀内恒夫さん(76)が17日、自身のブログを更新。前日16日に行われたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(東京D)で敗戦投手となった巨人の戸郷翔征投手(24)にあえて厳しい“注文”を付けた。
 「戸郷は良くなかったねぇ。腕が全く振れていない。どうしたんだろう。緊張したのかな?」と書き出すと、「彼には厳しいことを言うけれどたまたまDeNAに苦手意識があって抑えられたようにみえただけの話であって昨日のピッチングで勝とうとするのは甘いですよ」とバッサリ。「それくらいボール自体が良くなかった」と続けた。

 戸郷は7回途中6安打2失点と粘投するも打線の援護に恵まれず、プロ6年目でのポストシーズン(PS)初勝利ならず。敗戦投手となった。

 レギュラーシーズン最終登板は9月25日のDeNA戦(横浜)で、7回9安打1失点。今月9日には「みやざきフェニックス・リーグ」のオリックス戦(サンマリン宮崎)で調整登板して4回2安打1失点だったが、登板間隔が空いたことも影響したのか、初回からややボールが高く、得意のフォークボールも思うように落ちなかった。

 0―0のまま迎えた4回、先頭の3番・佐野に真ん中へ入ったフォークボールを完璧に捉えられて右翼スタンド中段に運ばれ、1点先制を許すと、これが相手の決勝点。味方打線は相手先発左腕・ケイの前に6回までわずか1安打に抑え込まれ、戸郷を援護できず、結局わずか4安打で零敗となった。

 「皆さんは『点が入らなければ勝てないよ』そう言ってくれるだろうと思うけれど先に点を与えたのは戸郷の方だからね」と堀内さん。「もう戸郷はそれくらいのレベルで注文をつけていいピッチャーだ」と、すでに実績のある若きエースだからこそ、あえて厳しい苦言となった。

 巨人が初戦を落としたことで、優勝チームにあらかじめ与えられる1勝のアドバンテージを加えても1勝1敗のタイ。17日の第2戦にはダブルエースの菅野智之投手(35)が先発マウンドに上がる。堀内さんも現役時代に付けた背番号18を受け継ぐ後輩に「彼が緊張することはないだろうけど菅野でやられたら危ないよ。18番!頼みましたよ!」とエールを送った。
 

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