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4回無失点のビューラー 寒さ&風で変化球が「通常とは違うおかしな動き」捕手スミスのリードにも感謝

2024年10月17日 16:01

野球

4回無失点のビューラー 寒さ&風で変化球が「通常とは違うおかしな動き」捕手スミスのリードにも感謝
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦<メッツ・ドジャース>ドジャース先発・ビューラー(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦   ドジャース8-0メッツ ( 2024年10月16日    ニューヨーク )】 ドジャースは16日(日本時間17日)、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に快勝。対戦成績を2勝1敗とした。
 2回にスミスの適時打、エドマンの犠飛で2点を先制。6回にE・ヘルナンデスがポストシーズン(PS)通算15本目となる2ランでリードを拡大すると、8回には大谷がPS2号となるダメ押し3ラン。9回にもマンシーにソロが飛び出した。

 投げては先発・ビューラーが4回無失点と粘り、後を継いだ救援陣も力投。今PS4試合目となる完封勝利を挙げた。

 ビューラーはナックルカーブを効果的に使い、2点を先制した直後の2回1死満塁のピンチではアルバレス、リンドアを2者連続三振。無失点で切り抜けた。3回も2死一、二塁でマルティネスを空振り三振。4回6奪三振無失点と球数はかさんだものの粘った。

 試合後、2回2死満塁でリンドアをフルカウントからナックルカーブで三振を奪ったシーンについて問われ、ナックルカーブが効果的なことに「このシリーズ、このプレーオフでのウィル(スミス捕手)はこれまででも最高級に投手陣と調和している。いいリードをしてくれている。彼が見るものを他の誰よりも信頼している。自分自身の見方以上に彼を信頼している。彼には脱帽だ」とスミスのリードに従ったからこそ好結果につながったと感謝した。

 ビューラーは15年に1度目の、そして昨年には2度目のトミー・ジョン手術を受け、今季2年ぶりにメジャー復帰。それだけに「2018、2019、2020年なら速球を投げていただろう」と2度目の手術前ならば、速球を選んでいたとした。

 そして「(こういう試合が)私にとってのすべてだ。サンディエゴでの試合前にも話したが、私にとって大切なのはビッグゲームか、そこでの登板だけだ。キケは私の登板時にチームは自信を得ると話していたが、それこそが先発投手の目標だ。成績や、FAといったどうでもいいこともあるが、私の望みはロッカールームの25人が私なら勝利のチャンスを与えてくれると信じてくれること。それができているのだとすれば、何よりもそのことが誇らしい」と自身が投げる日に勝利できると信じてくれるチームメートがいることに胸を張った。

 また、2021年10月以降では最も多くの空振りを奪い「ここではいつでもボールがよく動く。そして、寒さのおかげでボールがおかしな動きをしていた。普段のセベリーノの統計は知らないけれど、彼(の変化球)もよかった。横風がどうなるのかはわからないが、私の5つの球種は通常とは違うおかしな動きをしていた。カーブだけの話ではない。ここでの寒さの中での投球は興味深い環境になっていた」と寒さやシティ・フィールドの風の影響もあり、自身だけでなく相手先発・セベリーノの球もよく動いていたと振り返った。

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