ヤンキース、切り札が痛恨…黒星発進 6番手左腕・コルテス、大谷抑えるもベッツ敬遠で満塁策裏目

2024年10月27日 01:30

野球

ヤンキース、切り札が痛恨…黒星発進 6番手左腕・コルテス、大谷抑えるもベッツ敬遠で満塁策裏目
延長10回、フリーマンにサヨナラ満塁本塁打を浴びたヤンキース・コルテス(右、AP) Photo By AP
 【ワールドシリーズ第1戦   ヤンキース3―6ドジャース ( 2024年10月25日    ロサンゼルス )】 勝利まであと1人。ヤンキースは3―2の延長10回に6番手コルテスが2死からフリーマンに逆転サヨナラ満塁弾を浴びて、痛恨の黒星を喫した。左腕は「内角高めに投げたかったが(狙ったところよりも)低くいってしまった。タフな試合だった」と唇をかんだ。
 10回1死一、二塁で大谷を迎えた際、アーロン・ブーン監督は対戦成績が12打数2安打だったコルテスをマウンドに送った。肘の張りで9月18日以来の登板。大谷は左邪飛も2死二、三塁からベッツを敬遠で歩かせた策が裏目に。

 好調の変則左腕ヒルを起用しなかったと地元メディアに詰め寄られた指揮官は「コルテスはここ数週間いいボールを投げていた。左対左。マッチアップも気に入ったから」と説明。だが最悪の結果が待っていた。

 試合は優位に進めた。1点を追う6回に4番スタントンが左翼に一時逆転の2ラン。打球速度116.6マイル(約187.6キロ)は15年のスタットキャスト導入後はWS最速で、PSで2度目の4試合連発は史上初だ。10回はチザムが二盗、三盗を決めて内野ゴロで勝ち越し点を奪取。大技小技で攻めたが、勝利につながらなかった。

 直近5安打が全て本塁打のスタントンは「誰も簡単だと言ってないが、いずれにせよ4試合勝たなければ」と見据える。09年以来、15年ぶり28度目の世界一へ。1勝1敗でニューヨークに戻りたい。(笹田幸嗣通信員)

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