井上拓真 判定勝ちでWBA世界バンタム級王座奪取!兄・尚弥返上のベルト、まず1本獲得「ホッとした」

2023年04月08日 20:10

格闘技

井上拓真 判定勝ちでWBA世界バンタム級王座奪取!兄・尚弥返上のベルト、まず1本獲得「ホッとした」
王座奪取に成功した弟・拓真(中)を祝福する父・真吾トレーナー(左)と井上尚弥(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 WBA世界バンタム級王座決定戦12回戦が8日、有明アリーナで行われ、同級1位の井上拓真(27=大橋)が同級2位のリボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)に判定3―0で勝利。3年5カ月ぶりの世界王座復帰を果たし、兄・尚弥(29=大橋)に続く4団体統一へ、まずは一つ目のベルトを獲得した。
 試合後、リング上でのインタビューでは「兄が返上したベルト、まず1本目獲ることができてホッとしています」と話した。

 拓真は19年11月、WBC世界バンタム級正規王者のノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に敗れ、暫定王座から陥落。以降は東洋太平洋王座、WBOアジアパシフィック王座、日本王座を獲得するなど結果を残し続けた。

 2月初旬からは当時五輪を目指していた尚弥にステップを教えた、12年ロンドン五輪フライ級代表の須佐勝明氏(日本連盟理事)を特別コーチとして招へい。細部の修正に取り組み成長につなげた。須佐氏は「右ストレートも右ボディーも強い。序盤から中盤にかけてKOも狙える」と期待を寄せていた。

 6日の記者会見でソリスに対し“完封”を宣言していた拓真。前日7日の公式計量後には「仕上がりは過去一。4団体統一を目指している上で落とせない。まずは一本目をしっかり獲りたい」と話していた通りの結果を残し、目標の4団体統一へまず第一歩を踏み出した。

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