完全アウェーで挑戦者決定戦の吉野修一郎「地元の祭りに別の県が乗り込んできたみたいな感じ」

2023年04月08日 08:29

格闘技

完全アウェーで挑戦者決定戦の吉野修一郎「地元の祭りに別の県が乗り込んできたみたいな感じ」
<WBC世界ライト級挑戦者決定戦シャクール・吉野 前日計量>計量を一発でクリアし、ポーズを決める吉野(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBC世界ライト級挑戦者決定戦12回戦 ( 2023年4月8日    米ニューヨーク州ニューアーク )】 公式計量が7日、ニューアークで行われ、WBC世界ライト級4位の吉野修一郎(31=三迫、16勝12KO)はリミットの61・2キロ(135ポンド)で一発パスした。同級3位の元世界2階級制覇王者シャクール・スティーブンソン(25=米国、19勝9KO)は約200グラム軽い60・9キロ(134・4ポンド)だった。
 計量後の吉野の一問一答は以下のとおり。

 ――計量を無事にクリアした。
 「やっと終わったなと思います。もう水分も取れたし、やっと終わりましたね。あとはしっかりリカバリーして、当日、明日、暴れます」

 ――最後の最後まで調整は問題なかったか。
 「そうですね。今日もそんなに睡眠は取れていないですけど、でも水分は計量まで500くらいしっかり取れていました。アンダーだったので、(水分を入れても)問題なく」

 ――海外での調整の難しさは。
 「環境じゃないですかね。やはり日本の方が整っているというか、融通が効くじゃないですか。初めてこういう国に来て、こうしたいって言っても、違う国でお願いするわけなので、なかなか厳しいことだと思います。でも何とか、手伝ってくれたジムの外国人の方が凄いよくしてくれて本当に助かりました」

 ――いろいろなことが想定内で済んだ形か。
 「そうですね、はい。想定内ですね」

 ――シャクールとは昨日のフェースオフで握手拒否というやりとりがあった。
 「まあ別にそこはしゃあないなと思いますよね。僕はフェアで行こうと思ったんですけど、向こうは試合終わるまでは僕と握手したくないっていうのは、もちろんごもっともだと思いますし、僕はそこは初めての経験なんで、これは良い勉強にもなりましたね」

 ――フェースオフの時にシャクールは目をそらしたがらない。
 「向こうは気持ち、強気で来ると思います。ただ僕も目をそらすと日本人は弱いなとか、吉野は気持ちが弱いんじゃないかみたいなことを思われるのは嫌なので、僕もずっと負けずと、昨日と違った印象を与えましたね」

 ――ホテルで会う時と、イベント会場では相手の印象が違うのでは。
 「こればっかりはもう戦闘モードですよね。やっぱり試合前と今と、明日はもう試合なので、戦闘モードに近づいてきているんじゃないかと感じます」

 ――計量時も完全アウェーの環境だった。これもエナジーになるか。
 「そうですね。本当にお祭りですよね、見てると。何か地元の祭りに別の県が乗り込んできたみたいな感じのイメージです(笑い)」

 ――祭りをひっくり返してやりたい。
 「そうですね。祭りをこっちのものにしてやろうかなと思います」

 ――計量後の食事は。
 「この後はしっかりリカバリーしながら、時間が経ってから持参したおかゆを食べて、うどんを食べに行きます。毎回の僕のルーティーンです」

 ――うどん屋さんは決まっているのか。
 「一応、何個かピックアップしてもらって、ちょっと考えています」

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