佐々木尽が衝撃の3回TKO勝利で初防衛「世界チャンピオンたち、待ってろよ」堂々の宣戦布告

2023年04月08日 18:34

格闘技

佐々木尽が衝撃の3回TKO勝利で初防衛「世界チャンピオンたち、待ってろよ」堂々の宣戦布告
小原(左)にTKO勝ちした佐々木(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 プロボクシングのWBOアジアパシフィック・ウェルター級タイトルマッチは8日、東京・有明アリーナで行われ、同級王者の佐々木尽(21=八王子中屋)が同級元王者の小原佳太(36=三迫)を下して初防衛に成功した。
 「衝撃的な試合を見せて楽しませようと思っている」と事前の会見で予告したとおり、圧巻のTKO勝利を飾った。立ち上がりから手数で勝って優位に進めた試合。2回にダウンを奪われる場面もあったが「つまずいてコケただけ。焦りは0だった」と動じず、3回に左ボディーでダウンを奪い返してさらに右ストレートで勝負を決めた。「練習でやっていたことが勝手に出た。感触は覚えてないぐらいボクシングを楽しんでいた」と振り返った。

 ダブル世界戦、そして那須川天心(24=帝拳)のデビュー戦と同じ興行ということで注目度が高い中、「多くの人にアピールしたかった。大きい舞台でインパクトあるKOで楽しませられたんじゃないか」と目的を果たした。見据える先は世界戦。「ウェルター級の世界チャンピオンたち、スペンスとかクロフォードとか、待ってろよ」と堂々の宣戦布告。同級WBAスーパー、WBC、IBF王者のエロール・スペンス・ジュニア(33=米国)と同級WBO王者のテレンス・クロフォード(35=米国)を標的に挙げた。

 プロ17戦15勝とまだキャリアは浅い。「アマチュア成績1勝3敗のやつが世界に挑戦するというロマンを、夢をみなさんに見てもらいたい」と“たたき上げ”から成り上がることを夢見た。「佐々木尽って名前すら知らない人もたくさんいると思うけど、少しでもアピールできたかな。僕の世界チャンピオンへの道、応援していただけたらうれしいです」。世界を目指していく上で、価値ある1勝となった。

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