シャクールに挑む吉野修一郎をボブ・アラム氏が評価「とてもアグレッシブで強い」

2023年04月08日 08:30

格闘技

シャクールに挑む吉野修一郎をボブ・アラム氏が評価「とてもアグレッシブで強い」
<WBC世界ライト級挑戦者決定戦シャクール・吉野 前日計量>取材に答えるプロモーターのボブ・アラム氏撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBC世界ライト級挑戦者決定戦12回戦 ( 2023年4月8日    米ニューヨーク州ニューアーク )】 公式計量が7日、ニューアークで行われ、WBC世界ライト級4位の吉野修一郎(31=三迫、16勝12KO)はリミットの61・2キロ(135ポンド)で一発パスした。同級3位の元世界2階級制覇王者シャクール・スティーブンソン(25=米国、19勝9KO)は約200グラム軽い60・9キロ(134・4ポンド)だった。
 興行を主催する米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEOとの一問一答は以下のとおり。

 ――シャクール対吉野戦をどう見るか。
 「この日本人ボクサーはとても良い選手だとみんなが話している。とてもアグレッシブで、偉大な戦術家であるシャクールとの試合は素晴らしい試合になるだろう。シャクールが敗れることがあるとすれば、誰かが馬力とパンチ力で圧倒した場合。それが見どころであり、魅力的な戦いだ」

 ――吉野の試合は見たか。
 「映像に目を通した。とてもアグレッシブで強い。興味深い試合になるよ」

 ――井上、中谷など、日本人選手の試合を見てどう感じてきたか。
 「私は帝拳プロモーションのホンダさん(本田明彦会長)とは親しく、何年にもわたって多くの日本人選手を起用してきた。(トップランク社幹部の)ブラッド・ジェイコブス、トッド・ドゥバフは今、キックボクシングからボクシングに転向した人気選手(那須川天心)を見るために日本にいる」

 ――吉野が勝てば契約を考えるか。
 「それは間違いない。たとえ勝てなくても、私たちは周辺階級に好選手がたくさん抱えているため、有用な存在になり得る」

 ――シャクールが勝った場合、次のステップはどうなるのか。
 「この試合は挑戦者決定戦だ。5月20日、(4団体統一世界ライト級王者)デビン・ヘイニーと(元3団体統一同級王者)ロマチェンコの間で4つのタイトルが争われる。ヘイニーが勝てば、彼はライト級の体重をつくるのが難しくなっているから、おそらく王座を返上するだろう。ロマチェンコが勝てば、どのタイトルを守るか決めなければいけないが、彼がシャクールとの対戦を望んでいる。もう何年も前からだ。ロマチェンコは聡明な選手で、シャクールを高く評価している」

 ――吉野が番狂わせを起こした場合、戦線に参入できる。
 「疑いもないことだ。彼がロマチェンコと戦うか、ヘイニーが勝って王座返上した場合、WBCが指定する相手と王座を争うことになる」

おすすめテーマ

2023年04月08日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム