鈴木おさむ氏 「離婚しない男」は原作とは違う場面も「原作の作家さんがすごくおもしろいと…信じた」
2024年03月16日 17:16
芸能
今月いっぱいで放送作家、脚本家としての仕事を廃業する鈴木氏も、過去に原作ものの脚本を担当したことがあった。今作も漫画が原作。「まずこの原作を見て、自分がおもしろいと思うところ、伝えたいというところを大切にする。原作に対して愛情を持つ」と、大原則を口にした。
今作は、漫画版とは特に最終回が変わっているという。鈴木氏は「“こういう物語もいいんじゃないか?”という僕側の提案であって、提案させてもらって、それに対して“それは違うと思う”と言われたら、変えないで、やめるべき」と、引く覚悟にも言及。「漫画から始まったこの原作ドラマを、“僕はこうなっていたらドラマ版はおもしろいな”と思うし、ドラマ版もおもしろいから、漫画版も最後まで読んでみようという気持ちが大事だと思っています」と、相乗効果が大事だと訴えた。
今作も劇中に“おさむ節”が炸裂している。「書いていて、せりふとかも僕なりのせりふにすごくなっているんですけど、原作の作家さんが途中で“すごくおもしろい”と言ってくれているという言葉を信じてやりました」と、原作者とコミュニケーションが取れていることを明かした。
「セクシー田中さん」の件も含め、原作ものの実写化などでは、“改変”という言葉や事実が嫌われるケースも多い。鈴木氏は「原作漫画で、原作どおりにやるのもそれはそれで素晴らしいと思うけど、みんなが理解した上で、“ドラマ版はこう。漫画版はこう”という作り方もあると思うし、逃げちゃいけないと思う」と、自分なりの考えを口にしていた。