伊藤かずえ 大映ドラマ「不良少女とよばれて」秘話 再放送で視聴率「30%くらい」でも「放送中止」に

2024年04月06日 17:20

芸能

伊藤かずえ 大映ドラマ「不良少女とよばれて」秘話 再放送で視聴率「30%くらい」でも「放送中止」に
伊藤かずえ Photo By スポニチ
 俳優の伊藤かずえ(57)が6日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲスト出演。1984年に放送された大映テレビ制作の人気ドラマ「不良少女とよばれて」の裏話などを語った。
 ナイツの2人とは初めましての伊藤。自身の関係者が番組サイトのコメント欄にメッセージを書いて「(ゲスト出演を)受けていただいたっていう」と共演が実現した驚きの経緯を明かした。

 伊藤と言えば「不良少女とよばれて」だけでなく「スクール☆ウォーズ」「ポニーテールはふり向かない」など、1980年代に大げさな演出や超個性的なセリフが特徴的な「大映ドラマ」で存在感を放ち人気を不動のものとした。

 その中でも主演は伊藤麻衣子(いとうまい子)だったが、伊藤かずえがツッパリ少女「モナリザ」「剃刀マコ」こと長沢真琴役(久樹葉子)で一躍脚光を浴びたのが「不良少女とよばれて」だった。同ドラマは「学園アクションドラマ」の基礎を確立した作品とも言われている。

 「最初から少年院にいる役だったので、服もグレーで地味だし、すぐに出番は終わると聞いていたんですけど、(主役の伊藤麻衣子が放送中盤で)少年院に来てから視聴率が凄く上がったんですよ」と回想。あまりにも好評だったことで少年院でのシーンが「いい意味で予想を裏切り」長くなったと明かした。

 同ドラマは、不良が社会問題になるほど若者の中で“人気”だったという時代背景もあり大ヒット。最終回の視聴率は27.9%を記録。それだけでなく「再放送が子供たちがちょうど見られる5時台(17時)だったんですよ。そしたら教育委員会から猛抗議が来たらしく放送中止になっちゃって。視聴率も30%くらいいって」と今では考えられない当時の反響や視聴率を笑いながら振り返った。

 「恋は壊れやすいのよ。ビタミンCのようにね」など個性的なセリフを吹き出しそうになるのを堪えながら演じていたと過去に明かしていた伊藤に、ナイツの塙も「よく笑わないなと思って」とツッコミ。伊藤は当時を思い返し「(大映ドラマは)脚本がギリギリになることも多くて、みんなロケバスで撮影直前に(台本を)笑いながら読んでいましたね」と懐かしそうに笑っていた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年04月06日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム