藤井叡王 9年度目で初の地元対局スタートに「ありがたい」 新年度初戦の叡王戦第1局を前に会見

2024年04月06日 19:25

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藤井叡王 9年度目で初の地元対局スタートに「ありがたい」 新年度初戦の叡王戦第1局を前に会見
叡王戦第1局を前に取材に応じる藤井聡太叡王 Photo By スポニチ
 藤井聡太叡王(21)=王将を含む8冠=が6日、名古屋市の料亭「か茂免」で、挑戦者に伊藤匠七段(21)を迎える第9期叡王戦5番勝負第1局の前日会見に臨んだ。「時間配分をしっかり考えていく必要がある。対局で意識していく」と自らを戒めるように話した。
 全8冠中、唯一の持ち時間4時間、チェスクロック方式。1分未満切り捨てのストップウォッチと違い、秒単位も加算されるチェスクロックは時間消費が早い。

 持ち時間が短ければ、勘や運に勝負を委ねる場面が出てくるのは、藤井といえども例外ではない。叡王戦での過去3期は比較的苦戦の印象が強く、5番勝負だけでなく7番勝負も含め、敗退なしの21期で唯一フルセット突入したのが豊島将之九段(33)との第6期。前期も、2勝1敗で迎えた第4局は菅井竜也八段(31)と千日手2度の末の勝利だった。

 「名古屋での対局機会を得てありがたい。いいスタートを切りたい」。新年度初対局を地元で迎え、表情を引き締めた。

 伊藤は昨年度、竜王戦、棋王戦で藤井に返り討ちに遭った。「過去2回、接戦にできてない。熱戦を見せたい」。まずは10敗1持将棋からの対藤井戦初勝利を目指す。

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