玉川徹氏 日本版ライドシェア導入に「世の中が変わるきっかけ…車が売れなくなり、いろんな問題が…」
2024年04月11日 12:45
芸能
国土交通省は12区域以外でも、特定の時間帯や曜日にタクシーが不足しているとみなした上で、事業者の意向があれば日本版ライドシェアの導入を認める方針。
日本版ライドシェアはタクシーが足りない区域や時間帯に限り、タクシー会社の管理による運行などの条件付きで4月から導入された。配車は原則としてアプリを通じて行い、発着地と運賃を事前に確定し、利用者はキャッシュレスで支払う。タクシー会社によって使えるアプリは異なる。タクシー会社がアプリに対応していない区域は、電話などでタクシーを呼んだ際にライドシェア車が配車されることもある。
玉川氏は、ライドシェアについて「これは世の中が大きく変わることのきっかけに過ぎないと思う」と言い、「モビリティーが変わるという言われ方をするんですけれども、モビリティーというのは、人やモノを空間的に移動させる能力やシステム。だから自動車とか電車とかバスとかのことなんだけれども、今まではマイカーというのものを見ると、ほとんど眠っているんですよ。みんな車は買って所有するんだけれども仕事に行っている間はずっと家にそのまま眠っているとか、平日はずっと眠っていて休日だけ動くとか、ものすごい数のマイカーが日本にも世界にもあるんだけれども、実際に稼働しているのは本当に少ない。これってホントは無駄でしょ。これ無駄だから眠っている車を使おうよってことで始まったのがライドシェア」と説明。
そして、「眠っている車を使って稼ぐということでウーバーとかが始まったんだけど、今の段階は結局、人が運転するしかないからサービスがここまでなんですよ。だけど自動運転がどんどん進んでいくと、車は使いたい時に家まで来てくれるようになったら、もう所有する意味はないんですよ。好きな時に車を使えるようになれば、別に買って持っておく必要がないということになっていく。そうなると全然違う世界になる。大きく言えるのは、車は今よりも売れなくなる」とし、「今の車の台数よりも圧倒的に少ない台数で足りてしまうから今ほどは売れなくなる。そうなった時に、じゃあ自動車会社どうするんですかとか、いろんな問題がこれから起きてくる。その始まりです」と自身の考えを述べた。