「ちびまる子」ナレーター引退のキートン山田氏「まる子よ、順番が違うだろ」TARAKOさん悼む
2024年06月15日 14:00
芸能
![「ちびまる子」ナレーター引退のキートン山田氏「まる子よ、順番が違うだろ」TARAKOさん悼む](/entertainment/news/2024/06/15/jpeg/20240615s10041000113000p_view.webp)
「ありがとうの会」では、放送開始から同作ナレーターを31年間務め、21年に声優を引退したキートン山田氏(78)が弔辞を述べた。
「最後にメールでやりとりしたのは去年の12月。TARAちゃんの誕生日にメールして、何十年もメール交換してきたのに、1番文章が短くて、いつも絵文字いっぱいなのに一つもなくて、ハートマークもひとつも異変を感じていました。“なんかあったの”と聞く勇気がなかった…。それから二カ月半。うろたえました。気がつけば、庭で雑草を抜きながら“何でだ”“何でだよ”と言ってました」と胸の内を伝えた。
そして「まる子よ、順番が違うだろ。友蔵が先である。後半へ続く」と聞きなじみのあるナレーターの声でメッセージ。「じゃあね」と締めくくった。
「ありがとうの会」はその後“まる子ちゃん声優ファミリー”がオープニングテーマ曲「おどるポンポコリン」を歌唱し、天国のTARAKOさんへ感謝を届けた。会場では、参列者のすすり泣くような声も聞かれたが、明るくTARAKOさんとの別れを惜しんだ。
2004年から2012年まで「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマに使用された楽曲「アララの呪文」に「爆チュー問題」として参加していたお笑いコンビ「爆笑問題」、「爆笑問題」所属の事務所「タイタン」社長の太田光代氏らも出席した。
TARAKOさんは事務所の公式サイトなどによると、今年に入ってから病気を患い、闘病しながら仕事を続けていたと明らかにされている。