TARAKOさん「ありがとうの会」芸能関係者800人しのぶ 演じたキャラクターが祭壇を囲み笑顔の遺影
2024年06月15日 14:13
芸能
放送開始から同作ナレーターを31年間務め、2021年に声優を引退したキートン山田氏(78)、舞台などで親交の深かったお天気キャスター木原実氏(63)が弔辞を述べたほか、「ちびまる子ちゃん」声優陣が「おどるポンポコリン」を歌唱し感謝を伝えた。
また、2004年から2012年まで「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマに使用された楽曲「アララの呪文」に「爆チュー問題」として参加していたお笑いコンビ「爆笑問題」、「爆笑問題」所属の事務所「タイタン」社長の太田光代氏ら約800人の芸能関係者が出席した。
「ちびまる子ちゃん」の美術監督を務める野村可南子さんが祭壇デザインを考案。花畑の中で楽しくギターを奏でるTARAKOさんを囲み、TARAKOさんの演じたキャラクターたちが音楽を楽しんでいる世界を表現。テーマカラーはTARAKOさんの元気で明るいイメージを表すオレンジ色にし、献花のお花もオレンジ色のカーネーションを採用。背景は澄み切った明るい青空で、花畑が浮き立つようにした。遺影は可愛らしく円形に、フラワーリースで包み、まる子ちゃんと同じピンクのリボンをあしらった。遺影の傍にはTARAKOさん愛用の黄色いギターが供えられた。
祭壇の中のキャラクターは、まる子(ちびまる子ちゃん)、みかん(みかん絵日記)、タルるートくん(まじかる☆タルるートくん、フランケンロボくん(それいけ!アンパンマン)、そらジロー(日本テレビの天気予報のマスコットキャラクター)。約5000本の花で飾られた。
遺影は、2021年8月の群馬交響楽団夏休みコンサートの際、楽屋で撮影した1枚。明るい雰囲気の中、「もう本番が始まる!」と楽しく撮影していたという。
“まる子声優ファミリー”が、オープニングテーマ曲「おどるポンポコリン」を披露。参列者らのすすり泣くような声も聞かれたが、明るくTARAKOさんとの別れを惜しんだ。
事務所の公式サイトなどによると、今年に入ってから病気を患い、闘病しながら仕事を続けていたと明らかにされている。