TARAKOさん「ありがとうの会」 献花で多くのファンが涙 60代女性ファン「ありがとう伝えに来た」
2024年06月15日 16:41
芸能
![TARAKOさん「ありがとうの会」 献花で多くのファンが涙 60代女性ファン「ありがとう伝えに来た」](/entertainment/news/2024/06/15/jpeg/20240615s10041000142000p_view.webp)
「ちびまる子ちゃん」の美術監督を務める野村可南子さんが祭壇デザインを考案。花畑の中で楽しくギターを奏でるTARAKOさんを囲み、TARAKOさんの演じたキャラクターたちが音楽を楽しんでいる世界を表現。背景は澄み切った明るい青空で、花畑が浮き立つようにした。遺影は可愛らしく円形に、フラワーリースで包み、まる子ちゃんと同じピンクのリボンをあしらった。遺影の傍にはTARAKOさん愛用の黄色いギターが供えられた。
「ちびまる子ちゃん」出演が決まる前からの40年来のファンという60代女性は「まる子ちゃん役をやるようになってバーとブレークしてうれしかった。(訃報は)突然のことで受け入れられなかったけど、たくさんの愛をもらってきた。きょうはありがとうと伝えにきました」と話した。
祭壇の中のキャラクターは、まる子(ちびまる子ちゃん)、みかん(みかん絵日記)、タルるートくん(まじかる☆タルるートくん、フランケンロボくん(それいけ!アンパンマン)、そらジロー(日本テレビの天気予報のマスコットキャラクター)。約5000本の花で飾られた。
遺影は、2021年8月の群馬交響楽団夏休みコンサートの際、楽屋で撮影した1枚。明るい雰囲気の中、「もう本番が始まる!」と楽しく撮影していたという。
笑顔のTARAKOさんの姿を見つめたファンの多くは涙。明るさあふれる声を届けたTARAKOさんへ手を合わせていた。
午前中から行われた関係者による「ありがとうの会」では、放送開始から同作ナレーターを31年間務め、2021年に声優を引退したキートン山田氏(78)、舞台などで親交の深かったお天気キャスター木原実氏(63)が弔辞を述べた。
芸能関係者ら約800人が出席。2004年から2012年まで「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマに使用された楽曲「アララの呪文」に「爆チュー問題」として参加していたお笑いコンビ「爆笑問題」、「爆笑問題」所属の事務所「タイタン」社長の太田光代氏らが出席した。
「まる子ちゃん」の声優陣は、まる子役を引き継いだ菊池こころ、祖父・友蔵役の島田敏、父・ひろし役の屋良有作、親友・たまちゃん役の渡辺菜生子らが、オープニングテーマ曲「おどるポンポコリン」を歌唱。菊池はあふれる涙をハンカチでぬぐっていた。