リュ・ジュンヨル&シン・ヒョンビン、Netflix映画「黙示録」にキャスティング…初共演に高まる期待

2024年06月20日 19:00

写真=Netflix
リュ・ジュンヨル、シン・ヒョンビンがヨン・サンホ監督の新作映画に出演する。

本日(20日)、Netflixは「地獄が呼んでいる」に続いて、再びヨン・サンホ監督と脚本家のチェ・ギュソクと手を組み、映画「黙示録」を制作すると明らかにした。同作は、失踪事件の犯人を断罪するのが神の啓示だと信じる牧師と、死んだ妹の幻影に苦しむ失踪事件の担当刑事が、それぞれ信じるものを追いかけて繰り広げる物語を描く。

ヨン・サンホ監督は今作を通じて宗教と人間、信じることと信念、善と悪の妙な境界にもう一度質問を投げかけるとみられる。

「黙示録」は鋭い視線と吸引力のあるストーリーを披露してきた「錐」の脚本家チェ・ギュソクとヨン・サンホ監督が、2022年に公開した同名の漫画を原作にする。「フェイク~我は神なり」「地獄が呼んでいる」などの作品を通じて弱い人間の素顔を探求し、描いてきたヨン・サンホ監督と脚本家のチェ・ギュソクが、今作を通じてどのように拡張された世界観を完成していくのか、関心が集まっている。

強烈なキャスティングも目を引く。ドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」から映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」「毒戦 BELIEVER」「金の亡者たち」「梟-フクロウ-」「宇宙+人」、そしてNetflix「The 8 Show」まで、ジャンルを問わず、自分だけのキャラクターを構築してきた俳優のリュ・ジュンヨルが、神の啓示に従う牧師“ミンチャン”役を演じる。ミンチャンは開拓の使命を受け、地方の小さな都市で教会を運営する牧師だ。彼はある日、教会を訪れた“ヤンレ”が自分の息子を誘拐した犯人という神の啓示を受け、彼を処断しようとする。リュ・ジュンヨルは真摯な信仰と残酷な現実の間で、ひたすら断罪を目標に走っていくミンチャンを通じて、狂気に満ちた強烈な演技を披露する予定だ。

ドラマ「賢い医師生活」「財閥家の末息子」「怪異」「愛していると言ってくれ」など、現実感あふれるキャラクターから繊細で温かい姿まで、幅広い演技で自分だけのフィルモグラフィを積んでいる女優のシン・ヒョンビンが、失踪事件の容疑者と疑われる“ヤンレ”と、怪しい牧師“ミンチャン”の後を追う刑事の“ヨニ”役を演じる。ヨニは、過去に残酷な犯罪で死亡した妹の幻影に苦しめられ続ける人物だ。シン・ヒョンビンは疲弊した心理状態でも犯人を追うヨニに扮し、映画に緊張感を与え、より密度の高い演技を披露する予定だ。初共演となるリュ・ジュンヨルとシン・ヒョンビンがどのような演技のシナジー(相乗効果)を見せるのか、期待を高める。

また、映画「ゼロ・グラビティ」で世界中から愛され、Netflix映画「ROMA/ローマ」で「第75回ベネチア国際映画祭」の金獅子賞と、「第91回アメリカアカデミー®授賞式」の監督賞、撮影賞、外国語映画賞を受賞したメキシコの巨匠アルフォンソ・キュアロン監督が、「黙示録」のエグゼクティブプロデューサーとして参加する。

ヨン・サンホ監督は「アルフォンソ・キュアロンは、僕が映画を作る上でインスピ最もレーションを受けた『トゥモロー・ワールド』と『ゼロ・グラビティ』のような作品の監督だ。彼と映画『黙示録』を一緒に議論しながら作っていけることに興奮し、協業の結果物により大きな期待を持つようになった」と感想を伝えた。制作を手掛けるWOW POINTは「世界を代表する2人のクリエイターの出会いを通じて、映画『黙示録』が世界のより多くの視聴者に届けられることを楽しみにしている」と明かした。

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