宝塚歌劇団宙組公演が9カ月ぶりに再開 理事長あいさつも哀悼コメントはなし
2024年06月20日 15:41
芸能
![宝塚歌劇団宙組公演が9カ月ぶりに再開 理事長あいさつも哀悼コメントはなし](/entertainment/news/2024/06/20/jpeg/20240620s10041000174000p_view.webp)
さらに「今後も引き続き誠心誠意つとめてまいりますので、変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます」とし、宙組公演を紹介。「本公演を心待ちにしてくださった皆さま、お客さまのご期待に沿えるよう、精いっぱい取り組んでまいりました。本公演は、宝塚歌劇の歴史と、そして先人へのオマージュを込めた華麗なるレビュー作品でございますので、どうぞご覧ください。改めてのお礼となりますが、本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございます」と結んだ。
観劇したファンによると、この時も大きな拍手がわき起こったという。
同公演はトップスター芹香斗亜(せりか・とあ)を中心にしたショーのみの特別公演「Le Grand Escalier―ル・グラン・エスカリエ」。タイトルは宝塚を象徴する「大階段」という意味で1927年に国内初のレビュー「吾が巴里よ モン・パリ」を上演して以降、さまざまなショーを上演してきた宝塚歌劇団110年の歴史をつづる内容だった。
宙組に関しては昨年9月30日、25歳の娘役が同市内の自宅で急死。芹香とトップ娘役・春乃さくらのお披露目公演中だったが10月1日から中止になり、それ以降は一切公演を行っていなかった。
京都市から観劇に訪れた50代の女性は「いつもの舞台よりも温かい雰囲気が上乗せされていた」と話し、豊中市の60代女性は「やっと、やっとよ」と再開を喜んでいた。一方でファン歴60年という80代の女性は「いろいろあった割にはずっーと拍手が起こっていた。(親会社の)阪急には劇団員の死は軽く見てはいけない、と言いたい」と憤りを隠せなかった。