藤井叡王ついに8冠陥落!全冠制覇から254日…伊藤七段に敗れ初失冠 タイトル戦連覇記録も22で止まる
2024年06月20日 18:33
芸能
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戦型は両者得意の角換わり。今期は第1局から全て角換わりで、勝敗と同時に両者が関心をぶつけ合う「角換わりシリーズ」になった。正午からの昼食休憩までに藤井王は穴熊に、伊藤は右王。午後から攻め合いになると有利に押し込んでいたが、先に持ち時間がなくなり終盤に逆転された。
第1局を白星発進したものの第2、3局と連敗しタイトル戦で初めて先にカド番に追い込まれた。第4局を制してフルセットに持ち込んだが、最終局で涙をのんだ。昨年10月11日に全8冠を達成してから254日。ついに陥落し7冠へと後退した。羽生善治九段がかつて全7冠を保持していた期間は167日。
20年に自身初戴冠となる棋聖を獲得以降22期連続でタイトル戦制覇中だったが、その記録もストップした。
前夜祭で「皆さまに楽しんでいただける将棋を指したい。大きな対局になりますが、全力を尽くして熱戦にしたいと思っています」と話していたが、「藤井を泣かせた男」の前についに屈した。