【REPORT】パク・ソジュン、日本で神ファンサの連続!宇多田ヒカルの名曲を熱唱“永遠に止まってほしいソジュン時”

2024年08月27日 17:30

韓流トップスターとして日本でも絶大な人気を誇るパク・ソジュンが8月23日(金)に東京・有明アリーナで、25日(日)に大阪・おおきにアリーナ舞洲で、ファンミーティング『2024 PARK SEO JUN FANMEETING “ソジュンシ(時)”』を開催。11,000人のファンを熱狂させた東京公演の様子をリポートする。


7年ぶりのファンミーティングに「やっと会えて嬉しいです」

イベントへの参加や出演作のプロモーションでの来日はあったが、ファンミーティングは実に7年ぶりだったパク・ソジュン。有明アリーナの11,000枚のチケットは瞬く間に完売、オンライン生中継の配信も決まり、開催前からその人気の凄さが話題を呼んでいた。

「今この時間が美しい僕たちの人生でありますように。今この瞬間が最も美しい時間でありますように」というメッセージのあと、ファンの「ソジュンシ~」という大合唱を受けて登場したパク・ソジュン。どよめきと歓声が渦巻く中、「皆さん、お元気ですか。こんばんは、パク・ソジュンです」と綺麗な日本語で挨拶。4階の天井までびっしり埋まった客席を穏かな笑顔で嬉しそうに見渡す。

MCに7年ぶりにファンミを開催する今のお気持ちは? と聞かれると「皆さんにお会いしたかったのですがコロナ禍など様々な事情があり、再会が遅れてしまいました。ついにお会いできて本当に嬉しいです。今日は幸せな時間を一緒に作っていきたいです」とにっこり。オンラインの視聴者にも「僕が見えますか?」と日本語で親しげに挨拶する。黒のパンツに黒のジャケットのシックな装いが素敵で、足の長さと顔の小ささは何度見ても眼福ものだ。

「ソジュンシ(時)」というファンミのタイトルについては「今回は時間にこだわってタイトルをつけてみました。これまでのことを振り返る意味と、この先もご一緒していくという意味も込めています。ファンの皆さんといろんな時間を共有してみたいと思いました」と解説。


努力家な一面も「もうできないかも(笑)」

ここからさっそく、過去を振り返るコーナーに。小、中、高校生時代の彼が育った思い出の場所を一緒に歩きながら辿ってみようという、ファンにとっては夢のような企画だ。「今日は特別なゲストをお迎えしました」と紹介されたのはなんとお母さん!(顔はわからないように加工) まずは小学校へ行き、よく遊んだ公園やポケモンパンを買っていたお店を見つけて、早くもテンションがあがるパク・ソジュン。小さい時は消極的で人見知りが激しく、恥ずかしがりやだったという。お父さんとたくさん運動した校庭を見たあとは、同じマンションに住んでいた人が経営する焼肉店にGO。「富川(プチョン)に行ったら訪ねてみてくださいね」と宣伝も忘れない。

中学時代を過ごした仁川(インチョン)では、いつもラーメンを食べていたコンビニやネットカフェ、書籍店がまだあることに興奮、感動。「僕ひとりでは思い出せなかったことも母がいてくれるおかげで思い出せる。一緒に来てよかった」と嬉しそう。最後はソウルの高校へ。17歳の頃から俳優になりたかったパク・ソジュンは、汝矣島(ヨイド)の演技スクールに23時まで通ったあと、有料自習室で夜中の3時まで勉強するハードな毎日を送っていた。「自分がやりたいことにベストを尽くして充実していたけれど、またやれといわれてもできないかも(笑)」と振り返る。小、中、高とも学校から家が見えるほどの至近距離に住んでいたのは両親の方針だったという。

ファンと思い出旅行を共有したあとは「懐かしの写真と同じポーズで写真を撮ってみよう」のコーナーへ。「伝説の卒業写真」と呼ばれている有名な小学校時代の写真が登場すると、同じようにニカッと笑って見せる。次は幼稚園のときに美術の塾に通っていたときの鞄をかけたスタイルを再現。その他、最近のほっぺハートポーズや「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」の愛嬌顔などが登場。リラックスした笑顔で次々とこなしていった。ここで「歌はうまくないかもしれませんが皆さんの応援の力を借りて歌います」と言いながら最初の歌「LOVE POEM」を披露。


「キム秘書」再現!キザな名セリフに大照れ!?

次は作品の年表がスクリーンに登場。2011年の「パーフェクトゲーム」から2024年の「京城クリーチャー シーズン2」まで、13年間で24作品。その中から選んだ数作についてトークを展開。出世作である「金よ出てこい☆コンコン」、ラブコメキングと呼ばれるきっかけになった「彼女はキレイだった」、青春とは何か? を考えながら格闘技選手役で肉体維持も大変だった「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」。そして「キム秘書はいったい、なぜ?」では「眩しくないか? 俺から出てくるこのオーラが」という超キザな名セリフをステージで再現することになり、吹っ切ってやった後で照れる姿が可愛らしかった。日本でのファンが爆増するきっかけとなった「梨泰院クラス」は「自分の人生についても考えさせられた作品でした」と真面目に振り返った。

ドラマの話で盛り上がった締めくくりは、初めてOSTに参加したドラマ「魔女の恋愛」の挿入歌「私の心に入ってきて」を披露。「大切にしている曲で皆さんのことを考えながら準備しました」という前振りがあったので、前奏が流れただけで喜びの悲鳴が上がり、掛け合いパートを合唱するファンも多かった。

ここでパク・ソジュンは衣装替えのために退場。グレーと白の格子柄のジャケットに着替えると、トロッコに乗ってアリーナの客席にいきなり現れた。大歓声に包まれながらゆっくりと進むトロッコ。先ほど決めた暗号ジェスチャーで交流するファン、そんなファンたちの様子をスマホで逆撮影するパク・ソジュン(笑)。「梨泰院クラス」のノリノリのOSTをバックに投げキッスやハートサインを惜しげなく振りまく姿はまさにファンサの神! 舞台に戻ると「大きな会場だったので、前方の席以外の皆さんが寂しい気持ちになるのではないかと思いまして」と優しい心づかいを見せてくれたのだった。


思わずファンにハグ!?ゲームコーナーに大興奮

後半はファンとより接近するコーナーを用意。「今のパク・ソジュンに迫ろう!」ということで事前に募集した質問やメッセージに、手書きの文字を交えてテンポよく答えていく。まずは「もしも街で会ったときに声をかけずにさりげなくファンであることをアピールできるサインが欲しい」というお願い。パク・ソジュンは「I SEE YOU」と書き、中指と人さし指で自分と相手の目にビームする暗号ジェスチャーを提案、実際にやって大爆笑。その後も「ソジュンさんが見たオーロラを私も見に行きたい」というファンに「遠いからよく考えたほうがいいですよ」とアドバイスしたり、日本で必ず食べるものを聞かれると「カツ、寿司、しゃぶしゃぶ、生ビール、ハイボール、焼き鳥」ととめどなく答えるなど、御茶目な一面をたっぷり見せてくれた。

そして次のゲームコーナーではついに抽選で選ばれた6人のJUNNER(ファンの呼称)が舞台に上がることに。パク・ソジュンと力を合わせてゲームをクリアすれば、他のファンも景品を貰えるチャンスが得られるとあって責任重大。2人ずつ3つのゲームにトライした結果は、大縄跳びも配膳記憶再現ゲームも、漢字の間違い探しも見事にクリア。喜んだパク・ソジュンがファンをハグすると、客席からものすごい絶叫が上がった。ファンを迎えるときも相手が緊張しないようにフレンドリーに振る舞う姿がとても紳士で素敵だった。

このとき時刻は20時40分。ファンミが始まってから2時間40分経過している。3曲目の歌「君さえいれば」を優しく歌いあげると「永遠に僕のそばを離れないで。君さえいれば大丈夫」という歌詞にファンへの思いが滲むようだった。


まさかの客席降りで会場騒然!神ファンサの連続に悲鳴の嵐

楽しかったファンミもそろそろ佳境に。今のこの「ソジュン時」という幸せな時間への溢れる想いを、メッセージにしたためて思い出箱にしまうパク・ソジュン。書いている最中も会場からたくさんの声がかかり「サランへ~(愛してる)」には「ナドゥ(僕も)」とさらっと答える、そんな自然体のやりとりが微笑ましい。この箱は次にファンと再会するその日まで大切に保管されるとのこと。

最後の挨拶を促されたパク・ソジュン。「今朝、ここに来たときは緊張と心配だらけでした。皆さん、この会場をいっぱいにしてくださり、僕と一緒の時間を過ごしてくださって本当にありがとうございました。暑さや雨の心配もしましたが、僕は皆さんに大きな力をいただきました。皆さんにとっても素敵な時間になったであろうことを心から願っています」

続いて客席をバックに記念写真を撮ることに。11000人が一斉に「パク・ソジュンは永遠に私たちのもの」と書いたスローガンを掲げたのを見て、驚いて笑うのが可愛い。今日の記念と8月12日にデビュー13周年を迎えたことをお祝いするケーキが運ばれてくると、フィルモグラフィなどがほどこされた凝ったデザインにしきりに感動していた。そして遠い席のファンをじっと見ながら「気持ちの上ではもっと皆さんのそばにいきたかったです」と言っていたパク・ソジュン。ここでMCが予定にはなかったフォトタイムをお願いすると「もちろんです」と快諾。ついでに「ちょっとお待ちくださいね」と言ってスタッフとなにやら相談。「皆さん、席だけは立たないでくださいね」というとそのまま客席に降りて来るではないか! 最高のサプライズにこの日一番の悲鳴と歓声が沸きあがる中、ゆっくりとアリーナの通路を練り歩くパク・ソジュン。ファンと至近距離でアイコンタクトする、それを写真におさめられる、至福の時間が流れていった。


宇多田ヒカルの名曲を熱唱!ファンと再会を約束

舞台に戻ると最後の挨拶。今後の活動予定について「作品は検討中。今の僕に何が必要か、何ができるのか、悩みながら選んでいます。9月27日から配信される『京城クリーチャー シーズン2』も長い間準備して撮った作品なので楽しみにしてください」と胸を張って締めくくった。

最後に残ったプレゼントは日本語の歌。「僕にとっては歌自体がプレッシャーなので悩みもしましたが、僕のファンミーティングなので、実力不足も温かい目で見守ってくださったら嬉しいです(笑)ご存知の方は一緒に歌ってください」「とても緊張しています。頑張って歌います」と言って歌い出したのは宇多田ヒカルの「First Love」。記念に配られたリストバンドが会場に美しいオレンジ色の光の海を作り出す。歌い終わると「皆さん、愛してます」と日本語で言い、爽やかな笑顔でバイバイ、と手を振ったパク・ソジュン。今日のお礼と再会を約束するメッセージが流れて、3時間20分に及んだファンミーティングは幕を下ろした。

あまりに幸せで楽しくて「ソジュン時」という時間が永遠に止まってほしい……と何度も思わされた今回のイベント。大規模ファンミでありながら、パク・ソジュンを身近に感じられたのが不思議だった。今やワールドスターとしての余裕まで身に着けたパク・ソジュン。ますますその虜になった日本のファンのためにも、あの思い出箱を開ける日が一日も早く来ることを願わずにいられない。

(取材:望月美寿)

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