【王位戦】藤井王位、第5局は雁木へ!69手での最短決着、昨年度名人戦第4局以来 渡辺九段の秘策は

2024年08月27日 11:09

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【王位戦】藤井王位、第5局は雁木へ!69手での最短決着、昨年度名人戦第4局以来 渡辺九段の秘策は
王位戦第5局が始まり、渡辺明九段(左)が見守る中、初手を指す藤井聡太王位(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の藤井聡太王位(22)=王将を含む7冠=に渡辺明九段(40)が挑む第65期王位戦7番勝負は27日午前9時、神戸市の有馬温泉「中の坊瑞苑」で第5局が始まった。先手は藤井で、戦型は雁木(がんぎ)へ進んだ。
 10手目、渡辺が8筋の飛先の歩を突くまでは、渡辺に振り飛車の選択肢もあった駒組み。12手目、渡辺が左銀を4筋へ上がって、雁木になった。

 対戦成績は藤井の3勝1敗。千日手になった第1局を含む計5局は相居飛車の力戦型、相掛かり、相掛かり、角換わり、矢倉だったため今シリーズ初の戦型選択になった。

 両者の対局で雁木に進んだのは昨年5月の名人戦第4局以来。藤井先手で雁木へ進み、藤井が69手で勝利した。藤井の23勝5敗という全対戦中、最短手数での決着で、渡辺はその戦型をもう後がない第5局に持ってきた。2手目を指すまで1分を要した考慮時間にその決意が表れた。藤井曰く「作戦巧者」という渡辺にどんな秘策があるのだろうか。

 「王位戦では過去に挑戦者決定戦で2回負けてしまい、縁が薄いのかなと思っていたところで今年出ることができた。そういう意味では念願の舞台。少しでも長く戦えるように頑張りたい」

 前日、主催者による取材にそう意気込みを語った渡辺。第6局、第7局と7番勝負が「少しでも長く」なるためには、勝利しか道はない。

 午前10時のおやつは、藤井が抹茶本生わらび餅とほうじ茶、渡辺はメロンショートとアイスコーヒー。

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