大野将平 初出場で悲願金 柔道男子日本勢では2大会ぶり頂点
2016年08月09日 05:31
五輪
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柔道の男子73キロ級が8日に行われ、五輪初出場の大野将平(24=旭化成)が決勝でルスタム・オルジョイ(24=アゼルバイジャン)を下し、日本柔道男子に08年北京五輪以来となる2大会ぶりの金メダルをもたらした。
4試合中3試合を一本勝ちで決勝進出を決めた大野は、オルジョイにも小内刈りで一本勝ちした。
井上監督から「7人の中で一番金メダルに近い男」とハッパを掛けられている男子のエースが柔道男子を2大会ぶりの頂点に輝いた。
大野は初戦の2回戦でミゲル・ムリジョ(コスタリカ)に横四方固めでまず一本勝ち。3回戦はビクトル・スクウォルトフ(UAE)を内股で仕留めた。準々決勝はロンドン五輪の66キロ級金メダリスト、シャフダトゥアシビリ(ジョージア)から技ありを奪い、優勢勝ち。準決勝ではバンティヘルト(ベルギー)にともえ投げで一本勝ちし、決勝に進出した。
◆大野 将平(おおの・しょうへい)13、15年の世界選手権覇者。東京・弦巻中、世田谷学園高と柔道私塾「講道学舎」で成長し、11年に世界ジュニア選手権制覇。世界ランキング7位。得意は大外刈り、内股。天理大出、旭化成。1メートル70。24歳。山口県出身。