青森山田 全国3842校の頂点に立つ!選手権2大会ぶり4度目Vで2冠達成 正木監督就任1年目涙の歓喜

2024年01月08日 15:59

サッカー

青森山田 全国3842校の頂点に立つ!選手権2大会ぶり4度目Vで2冠達成 正木監督就任1年目涙の歓喜
<青森山田・近江>優勝し喜ぶ青森山田イレブン(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【第102回全国高校サッカー選手権決勝   青森山田3―1近江 ( 2024年1月8日    国立 )】 第102回全国高校サッカー選手権決勝が8日、東京・国立競技場で行われ、青森山田(青森)が近江(滋賀)を3―1で下し、2大会ぶり4度目V。優勝4回は市船橋、藤枝東と並ぶ歴代6位。通算52勝は藤枝東と並ぶ歴代4位。高円宮杯プレミアリーグと合わせて高校サッカー2冠を達成し、3842校の頂点に立った。
 青森山田は前半から攻勢を仕掛けると、33分に待望の先制ゴール。MF福島健太(3年)が右からのクロスを胸トラップから右足一閃。華麗なハーフボレーでネットを揺らし、今大会初得点。鉄壁だった相手守備陣の一瞬のスキをつき、スタンドが大歓声に包まれた。

 1点リードで折り返すも後半開始2分に失点。それでもイレブンは同点ゴールに沸く相手選手らを尻目にピッチ上で輪になって話し合い、動揺は見せず。すると同15分、再び勝ち越しに成功。GKからのゴールキックからダイレクトパスが2本繋がり、最後はディフェンスラインの裏へ飛び出したFW米谷壮史(3年)が飛び出してきた相手GKをワンタッチで置き去りにし、無人のゴールへ押し込んだ。これで米谷は今大会5点目となり得点ランキングトップに並んだ。

 勢いに乗ったチームは後半25分にも追加点。直近8年で6度の決勝進出という“王者”らしい安定した戦いぶりで快勝。初めて決勝まで勝ち進んできた近江の快進撃を止め、2大会ぶりの王座奪還を果たした。

 HCとして黒田前監督を19年間支え、22年10月に昇格する形でチームを率いることになった正木監督にとっては、実質“就任1年目”での優勝。小学校卒業後に約2年、ブラジルにサッカー留学した異色の経験を持つ指揮官は97年度から続く選手権連続出場を守り、見事2大会ぶりに王座奪還。「黒田先生に負けたくない」と負けず嫌いを発揮し、高校サッカー2冠を達成した。

 ▽青森山田 1918年(大7)に創立された中高一貫の私立校でサッカー部は1970年(昭45)創部。今季は高校年代最高峰のU―18プレミアリーグ・ファイナルで優勝。これまで50人以上のJリーガーを輩出。主なOBに柴崎岳(レガネス)、松木玖生(FC東京)、室屋成(ハノーバー)ら。サッカー部のほかにも野球部、卓球部なども全国トップレベルだ。

 ◇正木 昌宣(まさき・まさのり)1981年(昭56)5月22日生まれ、北海道札幌市出身の42歳。青森山田高から仙台大に進学。卒業後、青森山田高のコーチに就任し、黒田前監督の右腕として19年間チーム強化に携わった。22年秋から監督に就任した。

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