青森山田・正木監督「勝手に涙が出る」 優勝よりも選手の背中に感動「もうこれで見れなくなると思うと…」

2024年01月08日 18:27

サッカー

青森山田・正木監督「勝手に涙が出る」 優勝よりも選手の背中に感動「もうこれで見れなくなると思うと…」
<高校サッカー決勝 青森山田・近江>優勝し喜ぶ青森山田イレブン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【第102回全国高校サッカー選手権決勝   青森山田3―1近江 ( 2024年1月8日    国立 )】 第102回全国高校サッカー選手権決勝が8日、東京・国立競技場で行われ、青森山田(青森)が近江(滋賀)を3―1で下し、2大会ぶり4度目V。優勝4回は市船橋、藤枝東と並ぶ歴代6位。通算52勝は藤枝東と並ぶ歴代4位。高円宮杯プレミアリーグと合わせて高校サッカー2冠を達成し、3842校の頂点に立った。
 正木監督はHCとして黒田前監督を19年間支え、22年10月に昇格する形でチームを率いることになり、実質“就任1年目”での優勝を果たし「母校で指導者をやって選手権優勝したい思いで指導者になった。去年びっくりした形で監督を引き継ぎまして、1年間試行錯誤してやってきた。本当に報われた気持ちでただただ感謝しかないです」と感慨深げ。

 優勝決定後に流した涙については「そうですね、本当にとんでもない記録や結果というものを出してきた前監督から引き継いでの監督スタートだった。このような体験をしたことがある日とは全国でもあまりいない。誰に相談することもなく、監督と19年やってきたので、監督がいたときもいろいろなプレッシャーをかけられていたので、それに比べればちょっとのびのびできた。皆さんが思っているプレッシャーはあまり感じず、スムーズに渡してくれた黒田監督に感謝している。2年前は黒田監督を見て、あ、泣いてると思っていたが、監督となって優勝すると勝手に涙が出る。笛が鳴るまで選手たちが走って戦ってくれた姿を見て、もうこれで見れなくなるんだと思うと、優勝よりもそっちの方が感動した。涙が出ました」と説明した。

 ◇正木 昌宣(まさき・まさのり)1981年(昭56)5月22日生まれ、北海道札幌市出身の42歳。青森山田高から仙台大に進学。卒業後、青森山田高のコーチに就任し、黒田前監督の右腕として19年間チーム強化に携わった。22年秋から監督に就任した。

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