【高校サッカー】初V狙う近江　ゴイゴイスー弾を決める!!　金山主将「滋賀を盛り上げられるように」

2024年01月08日 06:00

サッカー

　第102回全国高校サッカー選手権はきょう8日に東京・国立競技場で、初優勝を目指す近江（滋賀）と、2大会ぶり4度目の制覇を狙う青森山田（青森）による決勝が行われる。7日に首都圏で調整した近江のDF金山耀太主将（3年）はゴールパフォーマンスで、OBの人気お笑いコンビ・ダイアン津田篤宏（47）の持ちギャグ「ゴイゴイスー」の披露を検討。先輩にスーパーゴールを差し上げ、滋賀県勢では2005年度の野洲以来18大会ぶりの日本一へ突き進む。

　“スー”パーゴールでエールに応えるつもりだ。金山は6日の準決勝前半途中に津田がX（旧ツイッター）に投稿した「近江がんばれー！てかつよい」の応援メッセージを試合後見たといい、ゴールパフォーマンスに先輩の持ちギャグを加える可能性を明かした。

　「ゴールパフォーマンスで、“ゴイゴイスー”する？という話は（仲間と）しました。滋賀県の代表なので、少しでも滋賀を盛り上げられるように」

　今大会の戦いぶりは、まさに“ゴイゴイスー”に値する。日大藤沢、明秀学園日立、神村学園、堀越の強豪を次々と撃破。ギャグの語源「すごい」を地でいく快進撃で、決勝の舞台までたどり着いた。「これまでやってきたことを信じて、ぶつかっていく」と金山。準優勝で終わるつもりなど毛頭ない。

　チーム最多タイの今大会3得点を挙げているMF山門も気合満点だ。津田が居を構える兵庫県西宮市出身。「優勝したら学校に来てほしい。生のゴイゴイスーが聞きたい」とラブコールを送った。同日夜には滋賀県出身の歌手・西川貴教（53）もXに「決勝でも思いっきり暴れてきて下さい！」などと投稿した。滋賀ゆかりの著名人の援軍も得て、3842校の頂点へ駆け上がる。　（北野　将市）

　▽ゴイゴイスー　人気お笑いコンビ「ダイアン」津田篤宏の持ちギャグ。「すごい」を業界用語風に逆から読んだ「ゴイスー」から派生したものとみられ「凄い」の意の最上級となる。凄いものを見た時などに右手を突き出して「ゴイゴイスー」と叫ぶ。