青森山田・正木監督 同点にされても動揺しなかった選手を称賛「逆に締まった顔つきでした」

2024年01月08日 17:46

サッカー

青森山田・正木監督 同点にされても動揺しなかった選手を称賛「逆に締まった顔つきでした」
<青森山田・近江>優勝を喜ぶ青森山田イレブン(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【第102回全国高校サッカー選手権決勝   青森山田3―1近江 ( 2024年1月8日    国立 )】 第102回全国高校サッカー選手権決勝が8日、東京・国立競技場で行われ、青森山田(青森)が近江(滋賀)を3―1で下し、2大会ぶり4度目V。優勝4回は市船橋、藤枝東と並ぶ歴代6位。通算52勝は藤枝東と並ぶ歴代4位。高円宮杯プレミアリーグと合わせて高校サッカー2冠を達成し、3842校の頂点に立った。
 正木監督は後半開始早々に同点に追いつかれた直後、選手たちに伝えた言葉を尋ねられると「やはり近江は力のあるチームで得点力は警戒していた。後半に選手交代や布陣変更で攻勢に来るのは想像していた。1点取られたが選手たちの顔を見ると動揺せずにプレーしていた。逆に締まった顔つきでした。やり続けていれば必ず点が取れるのはミーティングでも話していた。そこのところ、選手の状況を見て、今までやってきたことを整理してやっていこうと言うことでした」と言及。特に大きな指示をしなくても大丈夫だと判断したことを伝えた。

 優勝決定後に流した涙については「そうですね、本当にとんでもない記録や結果というものを出してきた前監督から引き継いでの監督スタートだった。このような体験をしたことがある日とは全国でもあまりいない。誰に相談することもなく、監督と19年やってきたので、監督がいたときもいろいろなプレッシャーをかけられていたので、それに比べればちょっとのびのびできた。皆さんが思っているプレッシャーはあまり感じず、スムーズに渡してくれた黒田監督に感謝している。プレッシャーはあまり感じずここまで来られました(涙は)泣かない予定。2年前の黒田監督を見て、あ、泣いてると思っていたが、監督で優勝すると勝手に涙が出る。笛が鳴るまで選手たちが走って、戦ってくれた姿を見ると、もうこれで見れなくなるんだと思うと、優勝よりもそっちの方が感動した、涙が出ました」と説明した。

 ◇正木 昌宣(まさき・まさのり)1981年(昭56)5月22日生まれ、北海道札幌市出身の42歳。青森山田高から仙台大に進学。卒業後、青森山田高のコーチに就任し、黒田前監督の右腕として19年間チーム強化に携わった。22年秋から監督に就任した。

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