青森山田・正木監督 黒田前監督に感謝「つくってくれたベースに乗らせてもらっただけ」2大会ぶり4度目V

2024年01月08日 17:37

サッカー

青森山田・正木監督 黒田前監督に感謝「つくってくれたベースに乗らせてもらっただけ」2大会ぶり4度目V
<青森山田・近江>胴上げされる青森山田・正木監督(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【第102回全国高校サッカー選手権決勝   青森山田3―1近江 ( 2024年1月8日    国立 )】 第102回全国高校サッカー選手権決勝が8日、東京・国立競技場で行われ、青森山田(青森)が近江(滋賀)を3―1で下し、2大会ぶり4度目V。優勝4回は市船橋、藤枝東と並ぶ歴代6位。通算52勝は藤枝東と並ぶ歴代4位。高円宮杯プレミアリーグと合わせて高校サッカー2冠を達成し、3842校の頂点に立った。
 正木監督は試合を振り返り「本当に選手たちがこの大舞台でも緊張せず、一年間積み上げてきたハードワークすること、良い守備から良い攻撃というところを90分間徹底してくれたことが全てだと思っているくらい最後までやってくれた。まだ優勝したという感覚もないですけど、ただ、本当に頑張ってくれた選手に感謝したい気持ちだけです」とイレブンを称賛。

 HCとして黒田前監督を19年間支え、22年10月に昇格する形でチームを率いることになり、実質“就任1年目”での優勝を果たし「母校で指導者をやって選手権優勝したい思いで指導者になった。去年びっくりした形で監督を引き継ぎまして、1年間試行錯誤してやってきた。本当に報われた気持ちでただただ感謝しかないです」と感慨深げ。

 優勝監督となることは想像していたか?と問われると、「そうですね、優勝する気持ちで指導者になったけど、このような形でできるとは思っていなかった。一番は黒田監督がつくってきてくれたベースがある。そこに乗らせていただいているだけ。1回優勝したことによって、欲がもっと出てきそうなので、また来年から頑張りたいです」とコメント。

 びっくりするような形で引き継いだ後、どのような言葉をかけてチームをつくり上げたのか?との質問には「間違いなく選手は動揺した。去年の3年が一番感じた。その3年が下を向かず、去年の選手権も戦ってくれたということがあった。とくに何かを伝えるとかじゃなく、いままでやってきたことを決して落とすことなく、日常をしっかりやろうということを伝えて今年のチームがスタートした選手に聞いてみないと分からないが、そういった形で動揺とかじゃなく、みんな目標に向かってやってくれた。我々はサポートしただけです」と浮かれることなく感謝の言葉を綴った。

 ◇正木 昌宣(まさき・まさのり)1981年(昭56)5月22日生まれ、北海道札幌市出身の42歳。青森山田高から仙台大に進学。卒業後、青森山田高のコーチに就任し、黒田前監督の右腕として19年間チーム強化に携わった。22年秋から監督に就任した。

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