【コラム】城彰二
“世代の感覚差”すり合わせ必要 軸になる選手の固定も
2017年09月08日 10:00
サッカー
サッカーは年代によってリズムが微妙に違う。本田や岡崎はゆっくりボールを持って攻める傾向にあるが、井手口や浅野はボールを奪ったら素早く攻めようとする。かみ合わないと、効果的な攻撃はできない。
ただ、これはピッチ上で解決するしかない。W杯フランス大会のときは練習中に「このタイミングでここに欲しい」と何度も先輩に要求し、時には言い合いになったこともあった。すり合わせるには時間がかかる。選手間の競争ももちろん必要だが、早速、10月の試合から、軸になる選手を固定して戦うことにも取り組んでほしい。(城彰二=元日本代表FW)