【国際親善試合 日本0―1コロンビア ( 2019年3月22日 日産ス )】
日本はグループで相手からボールを奪い、攻撃に切り替えていく狙いが良くできていた。大迫が不在だったが、キープ力のある中島が攻撃のスイッチを入れ、堂安、南野と連動していい形をつくっていた。
1トップに入った鈴木も持ち味のスピードを生かして相手守備ラインの裏を狙い、チャンスをつくっていた。流れの中で受けるのはうまいが、大迫とはタイプが違い、前線でボールをキープする場面は少ない。これができれば、南野や中島らが前に行けるので、もっと相手ゴール近くからシュートが打てた。鈴木自身も前半37分に左の中島のクロスをフリーでヘディングシュートをしたが、こういう時に決めないと格上には勝てない。
香川はコンディション的には悪くなかったが、周囲との連係がまだまだだった。技術は高いが、リオ五輪世代の選手とのリズムの違いに少し手間取っている。融合するには少し時間がかかりそうだ。(城彰二=元日本代表FW)